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室蘭民報

室工大院生の2人が宮古市での奉仕活動内容を報告【室蘭】

宮古市でのボランティア体験を報告する室蘭工大大学院生の(右から)今泉さん、席さん

「災害を体で感じた」

 被災地が必要とする支援を探ろうと、昨年10月の台風19号で被害を受けた岩手県宮古市に乗り込み、ボランティアに取り組んだ室蘭工業大学大学院の院生2人が、現代心理学を学ぶ学部の1年生を前に活動内容を報告した。27日にあった初回の講義ではボランティアの実情などを取り上げ、「小さな力が合わさることで大きな力となり人助けになる」と行動を促した。

 大学院環境創生工学系専攻公共システム工学コース1年の今泉勇輝さん(24)と中国人留学生の席冰玉さん(28)。災害心理学特論を受講する2人は昨年11月21~24日、担当教官の前田潤教授とともにフェリー宮蘭航路を利用して、台風で土砂災害や浸水の被害を受けた宮古市入り。現地のボランティアセンターに登録し、景勝地・浄土ヶ浜に近い鍬ヶ崎地区の住宅街で、土砂崩れで埋まった生活道路の復旧に取り組んだ。

 深い所で50センチほど堆積した土砂をスコップを使って土のうに詰め、運び出す作業を体験。現場は道幅が狭く重機は入れない。地元内外から集まった仲間と力を合わせ、全て手作業でこなした。午前中は活動20分ごとに10分、午後は15分ごとに15分の休憩を取ったが、筋肉痛になるほどの重労働だったという。

 活動の前後には、東日本大震災の爪痕やボランティアに感謝し、気丈に生きる市民の姿を目の当たりにした。震災後に造られた堤防が台風による想定外の大雨で排水機能を失い、高台から押し寄せた水をせき止めて浸水被害をもたらしたことを知り「まちを守るために造られた構造物が逆に被害をもたらすこともある。大いに考えさせられました」と今泉さん。

 滞在期間はわずかで、できることは限られたが、喜ぶ住民の姿に触れ「やってよかったと実感しました」と2人。その上で「現地に足を運ぶことで、災害を数値だけではなく体で感じることができる」と被災地を実際に見ることの大切さを指摘した。

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