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苫小牧民報

新千歳空港、中国便運休6割に 新型肺炎の影響長期化も

欠航の表示が目立つ国際線の案内板

 中国湖北省武漢市に端を発する新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、中国政府が海外団体旅行を禁止してから、10日で2週間を迎えた。国土交通省新千歳空港事務所によると、2月に計画されていた新千歳空港と中国本土を結ぶ便のうち、6割の運休が決定。すでに3月分の運休を届け出た航空会社もあり、当面は大幅な減便が続く見通しだ。

 新千歳空港で、2月に発着予定の中国本土路線(香港、台湾は除く)は往復で計332便。このうち、203便の運休届けが5日までに、各航空会社から国交省に寄せられた。

 計画上、上海や北京など12社の10路線が乗り入れているが、成都線の1社を除くと、全社全路線で運休、または減便が決まっているという。武漢線はもともと、新千歳には就航していない。

 中国で海外団体旅行が禁止された1月27日以降、運休路線が急拡大。同月14日に福州線週2往復を開設したばかりの厦門(アモイ)航空が2月の運航を全便取りやめ、上海線を毎日運航してきた吉祥航空や春秋航空は、便数を約半分に減らした。

 ロシア・ウラジオストク間を週3往復するウラル航空も中国からの乗り継ぎ客数の落ち込みを受け、便数を半減。すでに3月分の運休を国に届け出た会社もあり、新型肺炎の影響は長期化が見込まれる。

 日韓関係の悪化に伴い、昨夏から続いている韓国路線の低迷を補うように旅客数を伸ばしていた中国路線。同事務所のまとめでは、2019年(1~12月)の旅客数は前年比20・9%増の64万9541人に上った。

 今年度は大連、青島、無錫(むしゃく)、福州、成都の4路線開設。道の集計によると、18年度の中国人の来道は70万8900人と、5年間で倍増していた。

 新千歳空港国際線ターミナルビルの土産店スノウショップ国際線店の鳴海里佳マネジャー(46)は「例年は春節(旧正月)終盤、お土産を箱買いする中国人で混み合うが、今年は4分の1程度。団体客はほとんど来ていない」と指摘。昨夏以降、韓国や香港からの客足が遠のく中、中国発の新型肺炎が追い打ちをかける状況に「本来は冬場で一番売り上げのいい時期。いつまで客足の落ち込みが続くのか」と頭を抱える。

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