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苫小牧民報

苫小牧市20年度予算案発表。一般会計815億円 3年連続増、防災、教育に重点

 苫小牧市は12日、2020年度各会計予算案を発表した。一般会計は19年度当初予算比1・9%増の815億600万円と、3年連続で前年度を上回った。防災行政無線の増設や新第2学校給食共同調理場建設など防災、教育の分野に重点を置きつつ、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を見据え、民間投資を呼び込む国際リゾート構想推進事業費も盛り込んだ。

 企業・特別会計を含めた総額は1・7%増の1363億4900万円。

 一般会計は、01年度以来19年ぶりに800億円の大台を突破した。岩倉博文市長が編成する当初予算案としては、06年の市長就任以降、最高額となる。

 防災分野では、防災行政無線整備に15億円を投じて屋外スピーカーの設置範囲を全市的に拡大。市内130基体制を構築し、市民に地震、風水害などの情報をいち早く知らせる。

 産業振興絡みでは国際リゾート構想実現に向けた事業費1500万円を計上。有識者や地元関係者を交えた検討会議での計画策定を目指す。

 重点施策の一つ、053(ゼロごみ)大作戦には1700万円を充て、ごみ減量やリサイクル推進、環境美化の3テーマに取り組む。

 教育分野では、新第2学校給食共同調理場整備に12億6100万円を盛り込んだ。老朽化に伴う学校施設整備も継続。新規事業として沼ノ端中、青翔中、樽前小の校舎や体育館の増改築に向けた実施設計にも着手する。2年目を迎える東小・東中の改築費は26億400万円。

 子育て分野では、市立みその保育園、しみず保育園を統合し、美園町4に新築する施設の工事費が3億4600万円。在籍3人目以降の児童生徒の学校給食費を助成する多子世帯給食費助成事業には1600万円を配分した。

 このほか、夫婦1組に対し、2万円を上限に不妊検査費用を補助するコウノトリ検査事業、児童虐待防止条例制定に向けた検討会、シンポジウム開催経費も盛り込んだ。

 一般会計の歳入については、市税が0・8%増の276億6200万円でほぼ横ばいと試算。譲与税・交付金は消費税増税に伴う地方配分額の伸びを受け、10・9%増の54億9400万円、市の借金となる普通債は9・5%増の78億2400万円などと見込んだ。

 政策的な予算に充てる一般財源は、約45億1800万円(前年度比5・5%増)と試算。人件費や扶助費など経常的に必要な支出を差し引いた26億2900万円に加え、貯蓄に当たる財政調整基金などから18億8900万円を取り崩して確保する。

 岩倉市長は同日午前の記者会見で「大変厳しい状況での予算編成だったが、財政基盤の強化にも取り組んでいる。その観点ではまずまずの内容となった」と述べた。

 予算案は20日開会の市議会定例会に提出する。

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