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函館新聞

棒二跡マンション・ホテル 高さ函館一の85メートル/再開発計画【函館】

旧本館(左側)をマンション・商業棟、旧アネックス館をホテル棟とする再開発のイメージ図

 昨年1月末に閉店した函館市若松町の百貨店「棒二森屋」跡の地権者らでつくる再開発準備組合は14日、旧本館にマンションと商業施設、旧アネックス館にホテルを建設する基本計画を発表した。マンションとホテルは高さ約85メートルを想定し、函館市内で最高層のビルとなる見通し。2館に挟まれた市道を交流空間とし、スペインのバルをイメージした飲食店街を設ける構想だ。総事業費は約190億円。

 旧本館の電車通側に4階建ての商業施設を整備。1~2階に医薬品や観光客向けの土産品などの販売店舗、3~4階は公共施設を想定する。

 マンションは25階建て、152戸。家族向けを念頭に共用のキッズルームやシアタールームを設ける。居住人口の減少を抑え、郊外から中心市街地への移住も図りたい考えだ。24階建てのホテルは245室を想定。会議やイベントなどのMICE(マイス)を念頭に置いたコンベンションルームを設ける。

 市道部分は廃道にした上で、ガラスで覆う。市電が走る国道側に交流広場を設け、一部に旧棒二森屋を思わせるデザインを施す。広場南側の歩行者空間の両側は、函館西部地区バル街実行委の深谷宏治代表の協力を得て、「美食」をテーマに飲食店街を設ける。

 7月の都市計画決定までにホテルやマンションの事業者を固める見通し。国や市の財政支援を求める法定再開発の手法を採用。2022年12月から建物の解体に着手し、早ければ26年3月の開業を目指す。

 基本計画は14日、準備組合の臨時総会で了承された。記者会見した準備組合の西野鷹志理事長は「人口減少や駅前の空洞化が急速に進む。再生を目指し、他の再開発事業や市民を巻き込んでいきたい」と述べた。

 ■解説 地権者は大型商業施設の開発実績を持つイオンモール(千葉市)などの協力を得て、再開発の道筋をつけた。国と市の財政支援を念頭に、まちづくりの核となる施設整備や太陽グループ(札幌市)が進める大門地区の再開発と連携した地域再生を打ち出す。一方、駅前地区の人口減少は著しく、市民と観光客の誘客で「往年のにぎわいを取り戻したい」(西野鷹志理事長)としている。

 2017年に84戸の分譲マンションを含む再開発ビル「キラリス函館」が完成後、若松町の人口は約100人増の1255人を数えた。しかし、3年足らずで人口は完成前を割り込み、昨年12月現在で1139人にとどまる。

 若松町会の本間信太郎会長は「新たなマンションで人口増は期待できるが、それ以上に周囲の住宅街は高齢者が多く、空き家や空き地が増えている」と話す。

 家族向けに郊外からの移住を打ち出すが、西野理事長は「マンションは多くの人が住める価格が望ましいが、今後の議論のポイントだ」と話した。

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