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苫小牧民報

新型コロナ警戒、白老町一丸 ウポポイ開業に危機感

感染予防で公共施設の出入り口にアルコール消毒液を配備=白老町総合体育館

 道内で新型コロナウイルス感染者の確認が相次ぎ、民族共生象徴空間(ウポポイ)開業を控える白老町で危機感が強まっている。状況次第では4月24日のウポポイ開業に向けた関連行事やオープン自体にも影響を及ぼしかねないからだ。ウポポイ効果の取り込みへ準備を進める地元経済界からは「早く終息を」との切実な声が上がる。

 道内で新型コロナウイルス感染が確認されて以降、町内の公共施設や町役場は出入り口にアルコール消毒液を配備したり、職員にマスクを着けさせたりと対策を展開。苫小牧市でも感染者が相次いで確認されたことから、町は危機感をさらに強め、必要に応じて対策本部を開くほか、感染予防のポイントや相談窓口を町民に伝えるチラシも作る考えだ。23日には理事者や幹部職員による対策本部会議を緊急に開き、情報収集や対策に努める方針を確認した。

 白老ではウポポイ開業を前に3月上旬、町の関連イベントが計画されているほか、同月14日に道や町、JR共催の白老駅周辺整備完了の式典、4月18日には政府の開園記念式典などウポポイ関連の重要行事が続く。このため、新型ウイルスに対する町の警戒心はことさら強く、古俣博之副町長は「町民への感染予防を第一に考え、情報収集や情報共有に努める。できる限りの対策を打ちたい」と話す。

 懸念は地元経済界にも広がっている。国内外から大勢の観光客の来訪が期待されるウポポイの開業が近づく中、町商工会の熊谷威二会長は「新型コロナがこれから道内で流行するような事態になれば、タイミングが悪過ぎると言わざるを得ない」と不安視。「国や道と連携した対策を町に求めたい」と言う。

 影響は既に白老でも出ている。中国政府が海外への団体旅行を禁止したことなどから、白老のホテル業界も打撃を受けている。ホテル経営者の一人は「中国人など海外旅行客の宿泊予約キャンセルが相次ぎ、2月後半の実績は従来の6割減」と、表情を曇らせる。各ホテルは、ドアノブなどのアルコール消毒やスタッフ全員のマスク着用など対策に躍起だ。

 タクシー業界も、目に見えぬウイルスにおびえる。JR白老駅前で客待ちしていたタクシーのドライバーは「新型コロナの問題が出てから観光客がめっきりと減った。観光地はどこも閑散。これから道内ではやり出せば、タクシー業界にとって死活問題になる」とため息をついた。

 ウポポイ開業に向け、町が白老駅北側に整備した観光インフォメーションセンターの運営準備に取り組む白老観光協会の福田茂穂会長は「今後どうなるか危惧している。早く終息してほしい」と願う。

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