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室蘭民報

ソフト中心に3億8100万円、町が20年度予算案発表【白老】

 白老町の民族共生象徴空間「ウポポイ」開設に向けた周辺整備関連の2020年度(令和2年度)予算は、ハード事業が19年度で一定のめどがついたことから、ソフト事業を中心に約3億8100万円を計上した。ウポポイ入場料の町民無料化(20年度限定)に要する経費として1929万円を計上。希望する高校生以上の町民に入場無料券(1回)あるいは年間無料パスポートを発行する。また、町内小中学校、高校教員、町内高校に通う町外高校生にも入場料無料化を助成する。これらはアイヌ施策推進交付金を活用する。

 通常の入場料は大人1200円、高校生600円、中学生以下無料。大人の年間パスポートは2千円。

 ウポポイ開設を契機としたロングランイベントの開催や白老駅北観光商業ゾーンへの遊具設置を内容としたポロトミンタラ魅力向上事業は5560万円。このうち、遊具設置は約4千万円。

 このほか、地域内循環観光バス運行に3493万円、着地型観光プログラムの販売強化、おもてなしガイド人材の育成、教育旅行受け入れプログラムの販売促進、新商品開発など象徴空間受け入れ態勢整備に4200万円を計上した。

 白老駅を南北につなぐ自由通路の供用開始に伴い、駅横の跨線(こせん)橋を約1億9200万円かけて撤去する。

一般会計「経済活性化へ積極型」

新年度予算案の概要を説明する戸田町長

 白老町は25日、2020年度(令和2年度)各会計予算案を発表した。一般会計は19年度当初比5・0%、5億5千万円減の104億3千万円。過去10年間で3番目に多い予算規模となった。100億円超は3年連続。象徴空間周辺整備関連事業はハード事業が19年度でほぼ終了したことにより7億6千万円減の3億8100万円。一般会計、特別会計、企業会計総額は2・0%減の195億3528万円。3月9日から開かれる町議会定例会で審議される。

 記者会見で戸田安彦町長は「これまで実施してきたウポポイ開設に向けた周辺施設や受け入れ態勢などの環境整備などが一段落したことから、ウポポイ開設効果を最大限活用した経済活性化につながる事業を推進するとともに、さまざまな町民要望に可能な限り対応するため、財源を最大限確保しつつ、町民生活に密接する子育て支援施策や公共施設の長寿命化などの事業を幅広く実施する積極予算としました。『共に生き、共に幸せを創るまち』をテーマとして、政策を推進します」と述べた。

 中学生までの医療費無料化完全実施や町営住宅の改修、地域要望の多い町道整備・道路排水の維持・補修など町民生活充実に向けた事業ほか、若年・子育て世帯への家賃助成や若年者の婚姻に伴う新居の住居費、引っ越し費用を助成する結婚新生活支援など定住促進に向けた事業を盛り込んだ。 

 歳入の柱である町税は2・1%増の23億4499万円。法人町民税は近年の景気回復傾向により2824万円増、固定資産税は家屋の新増築分や償却資産の伸長などにより1860万円増を見込んだ。過疎債、臨時財政対策債など町債は37・5%減の6億2250万円を計上した。

 臨時事業費は19・8%減の18億5650万円。象徴空間周辺整備関連事業の大幅減が主要因。公共施設などの老朽化対策関連事業は1億7738万円増の6億3638万円となった。

主な事業

 白老町の2020年度予算案の主な新規事業は次の通り。

 ◇総務費
 ▽ウヨロ線ギャップフィラー修繕 105万円
 ▽国際姉妹都市ケネル市代表団受け入れ 80万円
 ▽旧給食センター、旧職員住宅解体 4426万円
 ▽緑丘職員住宅跡地の道路整備 400万円
 ▽若年者の婚姻に伴う新居の住居費、引っ越し費用助成 300万円
 ▽移住定住促進家賃サポート 300万円
 ▽東京オリンピック聖火リレー、パラリンピック採火式、ホストタウン経費 275万円
 ▽町税コンビニ収納、クレジット収納システム導入 270万円

 ◇民生費
 ▽パラスポーツ「ボッチャ」を通した障害者との交流・人権啓発 67万円
 ▽総合保健福祉センター創作活動室玄関ドア改修 330万円
 ▽ウポポイ入場料町民無料化 1929万円
 ▽放課後児童クラブ備品購入 198万円

 ◇衛生費
 ▽産婦健診・産後ケア経費助成 69万円
 ▽後期高齢者重症化予防対策 99万円
 ▽白老葬苑非常用発電機改修 1455万円
 ▽白老霊園トイレ改修 176万円
 ▽外国語版ごみカレンダー作製 46万円

 ◇農林水産業費
 ▽白老牛繁殖牛群改良 27万円
 ▽白老牛ブランド強化 100万円
 ▽ポロト自然休養林環境整備 2005万円
 ▽森林理解促進普及啓発 268万円

 ◇商工費
 ▽企業誘致促進住宅設備更新 196万円
 ▽白老滑空場隣接地取得 601万円

 ◇土木費
 ▽竹浦2番通り道路排水路改修 1千万円
 ▽萩野12間線道路排水路改修 1572万円
 ▽北中央通改修 780万円
 ▽竹浦地区転落防止柵設置 271万円
 ▽日の出通り歩道防護柵設置 100万円
 ▽白老港第3商港区測量 264万円
 ▽白老港港湾施設改修 79万円
 ▽客船入港歓迎 70万円
 ▽公園施設長寿命化計画見直し、萩の里公園法面補修 1530万円
 ▽大規模盛土造成地変動予測調査 507万円
 ▽町営住宅火災報知器取り替え 823万円

 ◇消防費
 ▽インターネットを経由した緊急通報システム導入 53万円
 ▽消防分団詰め所整備 883万円
 ▽水槽付きポンプ車更新 6366万円
 ▽国土強靱化地域計画策定 317万円
 ▽北海道総合行政情報ネットワーク衛星無線回線更新 346万円

 ◇教育費
 ▽教員、高校生のウポポイ入場料助成 196万円
 ▽教師用教科書・指導書購入 558万円
 ▽社会科副読本改訂 162万円
 ▽白老中暖房用変圧器取り替え 500万円
 ▽中央公民館、竹浦コミュニティセンター煙感知器取り替え 148万円
 ▽公民館講座開講 60万円
 ▽総合体育館変圧器・高圧ケーブル改修 1190万円
 ▽総合体育館トレーニングルーム照明器具改修 327万円
 ▽総合体育館アリーナ照明器具改修 1499万円
 ▽町民温水プール改修 608万円
 ▽児童生徒のリクエストによる給食献立提供 250万円

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