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苫小牧民報

インターネットで寄付金呼び掛け 厚真神社再建へ有志立ち上がる

寄付金集めに向けて打ち合わせをする(左から)黒沢宮司、桜井さん、中村さん

 胆振東部地震で社殿や社務所が全壊した厚真町新町の高台にある厚真神社の工事がようやく始まった。来年夏の完成を目指す一方で、建て直しには多額の費用が掛かるため、120年以上にわたる歴史ある神社を守ろうと立ち上がった「厚真神社復旧復興奉賛会」は、町内の事業所回りやインターネットを使うなどして多方面からの寄付金を募っている。

 厚真神社は1895(明治28)年に同町朝日に建立され、1900(同33)年に新町に移った。約20カ所の集落の祭事に関わるなど、地域住民の暮らしに深く根付いてきたという。しかし、震度7を観測した2018年9月の地震で社殿内の柱が傾いたほか、住居を兼ねた社務所も損傷。他にも直径約50センチの柱が真っ二つに折れ、高さ6メートルほどの大鳥居は倒壊した。

 ただ問題は、それだけではなかった。再建には社殿の修復、解体した社務所の改築、神輿(みこし)殿の整備などで最低でも1億2000万円が見込まれるが、政教分離の原則などで直接の公的な支援は受けられない。亀裂が入った境内の車道など一部は危険と判断し、早急に復旧作業に取り掛かったが、震災から1年がたっても本格的な改修には踏み込めず、地震の爪痕が深く残ったままだった。4代目神主の黒沢寿紀宮司(76)は「続けるしかないので悲観的ではなかったが、楽観視できる状況ではなかった」とこの期間を振り返る。

 こうした状況を受け昨年9月、地元の経済人など有志が奉賛会を設立。町内の各方面を回り、支援のお願いをしてきた。さらにこのタイミングに合わせて奉賛会の監査を務め、地元で「Web工房SAKURA」を運営する桜井裕司さん(43)の協力を得て、厚真神社のホームページ内に奉賛会のリンクを立ち上げた。設立の経緯や活動趣旨、被害状況などを説明しているほか、口座での振込先やクレジットカード決済の方法などを明記している。

 同神社禰宜(ねぎ)の中村昇洋さん(42)は「まだ最終的なめどは立っていないが、震災から1年半がたって、ようやく復旧工事が始まる。何とかご協力いただければ」と希望を寄せる。黒沢宮司は「(現段階で)町内は8割ほどを回ってお願いをした。寄付の部分は未知だが、来年の夏までには何とか完成させたい」とし、町外からの支援も呼び掛けていく。

改修工事の開始に伴い、解体された神社の社務所

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