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苫小牧民報

観光地はひっそり 厳しい状況も「耐える時期」-支笏湖

異例の大型連休を迎えた支笏湖地域の商店街。人影はまばらだった

 大型連休がスタートした29日、自然や温泉を楽しめる観光、レジャースポットとして人気が高い千歳市支笏湖地域の飲食店や宿泊施設は閑散としていた。近年はインバウンド(訪日外国人旅行者)の急増もあって春先から活況を呈していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外国人の姿は消えた。国から緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛が要請される中、人出は急減。一転して窮地に立たされている。

 支笏湖温泉旅館組合のまとめによると、加盟7宿泊施設の3月の宿泊実績は前年の20~50%程度。宿泊客がいない日もあるという。

 自然公園財団支笏湖支部のまとめでは、4月1~17日の園地内駐車場の利用台数は前年同期比47%減の1487台。観光客の減少が顕著だ。各国の海外渡航制限で外国人の団体旅行もなくなり、昨年、234台入ったバスがゼロになった。

 29日午後、園地内を歩く人は、数えるほどしかいなかった。妻と2歳の男児と訪れた札幌市の会社員の男性(39)は「家にばかりいると、子どももストレスがたまる。ここなら大丈夫と思った」と話した。

 商店街の飲食店にも、人の姿はほとんどなく、レストランレイクサイドキッチン・トントンを営む堀順さん(59)は「来店客の6割は外国人だが、今は来ない。客の入りは10分の1ほど」とため息を漏らした。

 別の飲食店は、4月の売り上げが前年比8割減。経営者の50代男性は「限られた資金でやり繰りしている。とても苦しいが『来てください』とも言えない」と複雑な心境を吐露した。

 宿泊施設は、大型連休期間中の予約が例年の10分の1ほどという。2割程度を占めていた外国人客も皆無に。支笏湖温泉旅館組合の川崎孝利事務局長は「世の中は自粛ムード。非常に厳しいが、今は耐える時期だ」と表情を硬くした。

 このほか、支笏湖ビジターセンターや「王子軽便鉄道ミュージアム山線湖畔驛(えき)」は、6日までの休業を決定。美笛キャンプ場とモラップキャンプ場のオープンも延期となった。6月の湖水まつりも中止になるなど、影響は各方面に広がっている。

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