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根室新聞

議員定数 依然隔たり「維持」から最大「4減」まで【根室】

各会派、議員の「あるべき定数の考え方」について質疑した9日の議員定数等に関する調査検討特別委員会

 議員定数問題を協議する根室市議会(本田俊治議長)の議員定数等に関する調査検討委員会(滑川義幸委員長)は9日午前、各会派、議員の「あるべき定数の考え方」に対する質疑を行った。議会内は「現状維持」から最大「4議席減」と意見の隔たりがある。同委員会では「9月をめどに最終的な方向性を示す」(滑川委員長)とし、今後の進め方について理事会で協議することを決めた。

 定数削減に向けては、来年秋に迫った次期改選期の1年前となる「今年9月をめどに最終的な方向性を示す」とし、協議を進めている。今年3月の第16回会議で、道内34自治体の議会活動の実態調査をはじめ、定数を議論する上で前提となる各常任委員会や特別委員会の体制、会派制の課題や今後の在り方、社会問題化しつつある議員の成り手不足の課題など10項目を中間報告にまとめ、本田議長に提出している。この日は、各会派、議員が「あるべき定数の考え方」を再度表明。これに対する質疑を行った。

 2議席減の16議席とする創新は「人口減の中、スリムな組織化に取り組む行政に対峙する立場として議員定数削減に努め、議員力向上に取り組み、少数精鋭による議会運営を目指すべき」(田塚不二男議員)としたほか、大地も「人口減少が進む中で市民の中には議員定数を削減すべきという多くの要望がある」(冨川歩議員)とした。

 現状維持を主張する市政クラブは「議会機能、執行部のチェック機能、市民の多様なニーズを行政施策に反映させる機会が減る」としたほか、共産党議員団も「巨大地震や津波への備えなど課題が多岐にわたる中、より多くの市民の意見を議会、行政に反映されるべき」とし、削減に反対の立場を鮮明にした。無所属では千葉智人議員も「議会のチェック機能など議会機能を低下させる」とし、定数削減議論よりも中間報告で示した議員の成り手不足解消に向けた取り組みなど「実現可能な議会改革を優先すべき」とした。

 このほか、無所属の壷田重夫議員は根室の現状を踏まえた上で「議会が率先して自ら身を削る姿勢を示すべき」と、4議席減の14議席としたほか、久保田陽氏は「議会として対外的に重要なポストである正副議長の役割を明確にし、議会改革のけん引役として議長を代表者議員とすべき」と述べ、1議席減の17議席とした。

 質疑の中では「議員定数削減が市民にとってどのようなメリットがあるのかが見えない」としたほか、議会が行った市民アンケートでは、4議席減の14議席と、3議席減の15議席のわずか2件の意見にとどまったことも踏まえ「多数決が民主主義のルールだが、その前に十分な議論を行うべき」(鈴木議員)とした。

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