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根室新聞

道指定有形文化財「和田屯田兵村の被服庫」一般公開 16日まで【根室】

初めて公開されている火鉢やたんすなどの生活用具

 市教委は13日から、道指定有形文化財の「和田屯田兵村の被服庫」=西和田568番地2=を一般公開している。今年は、明治22年の入植時から使用していたとみられる木製のたんすや火鉢、鉄瓶など10点を初公開しており、和田屯田歴史保存会(中村英夫会長)は「この機会にぜひ和田屯田の歴史を知ってほしい」と来館を呼び掛けている。入館無料で、16日まで。

 同被服庫の一般公開は、毎夏お盆に合わせてこの時期に行っている恒例行事で、屯田兵手帳や軍帽、肩章、和田兵村第1中隊配置図など当時の貴重な資料の展示を公開している。

 和田屯田兵村は、明治18年に屯田兵仮事務所を根室県庁内に設け、当時根室村だった市街地の南西約4キロメートルを起点として、さらに南西約8キロメートル、幅4キロメートルの森林地帯を区画して屯田兵の居住地と定めた村。この森林地帯の切り開きや事務所、付属母屋の建設に汗を流した屯田兵の子孫が現在も和田地区を支えている。

 被服庫は市教委が管理、和田屯田歴史保存会の中村会長(73)と市橋久事務局長(61)が中心となって資料の保存や解説を行っている。今年も市民に和田屯田の歴史を知ってもらおうと、期間中は常駐して説明を行う。

 今年は従来の資料に加え、明治22年に石川県から西和田へ入植した福田与三郎さんを初代とする4代目の福田光宏さん(62)が寄せた資料を初公開している。食事等に使用していたとみられる火鉢2つとおひつ、鉄瓶のほか、たんす2さおと小物入れ3つ、服を収納する籐でできた行李(こうり)の計10点で、当時の生活を感じられる貴重な資料だ。

 館内で来場者への開設を行っている4代目の市橋事務局長は、明治19年に入植した市橋巳之助さんの曾孫に当たり、同保存会に所属して先代が切り開いた屯田兵の歴史を今に伝える役割を担う。市橋さんは「まだ見たことのない方、地域の歴史に興味のある方はぜひ一度見にきてほしい」と呼び掛けている。

 また、隣接する旧和田神社社殿も公開しており、普段かけられている囲いを外してお披露目されている。

 一般公開は16日までの午前10時から午後3時まで。

 問い合わせは市歴史と自然の資料館(℡0153-25-3661)へ。

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