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室蘭民報

構造や景観、魅力発信へ 白鳥大橋のインフラツーリズム選定【室蘭】

白鳥大橋の主塔内部のケーブルを見学する人たち。橋の構造や歴史もインフラツーリズムの売りとなる=2013年9月

観光の起爆剤目指す

 国土交通省は8月、インフラツーリズムのモデル地区に室蘭市の白鳥大橋(全長1380メートル)を加えた。今後は市などが主体となり、白鳥大橋の構造や景観が持つ魅力を国内外に発信する方法を探る。白鳥大橋は観光の起爆剤となれるか。

道内で初

 インフラツーリズムの普及を目指し、国交省が2018年(平成30年)に設立した有識者懇談会は、道内の桂沢ダム(三笠市)、忠別ダム(東川町)、白鳥大橋の3カ所など、全国20カ所の公共施設をモデル地区の候補とした。

 白鳥大橋は19年の選定で漏れたが、橋上でのサイクリングやマラソン、主塔の見学など既存の取り組みが改めて評価され、道内で初めて選ばれた。民族共生象徴空間・ウポポイなど観光資源が周囲に点在するのも強みだ。市観光課の丸田之人課長は「国交省のサポートを受け、白鳥大橋を観光の目玉にする」と強調した。

塔頂体験

 19年に選ばれた5カ所のモデル地区では、先行の取り組みが進められている。  群馬県長野原町の八ッ場ダム。ダムの見学に加え、周辺の道の駅「八ッ場ふるさと館」や川原湯温泉を巡るダム湖周遊ウオーキングが人気だ。展望台の近くには駐車場やトイレを設け、観光客の受け入れ体制を整えている。

 3月の完成まで最新の工法による本体工事も見学することができた。国交省総合政策局は「建設の過程を見せることは、インフラツーリズムの一環だ」(担当者)とアピールする。

 瀬戸内海に架かる来島海峡大橋(全長4105メートル)では、旅行業者向けのファムツアーが実施され、四国地方整備局の担当者は「安全性の確保の必要性や外国人観光客のニーズなど収穫と課題が明らかになった」と説明する。

 四国の各県などでつくる環瀬戸内海地域交流促進協議会が主導し、情報発信の強化やガイドの育成に取り組むほか、主塔でのフォトウェディングやプロポーズといった貸し切りプランを計画し、既存の主塔ツアーに付加価値を加える「塔頂体験の商品化」を目指す。

民間委託

 室蘭市は白鳥大橋の観光活用を検討してきた。19年10月、市と室蘭開発建設部は港湾業務艇「みさご」による海上見学を初めて実施し、18年10月に行った開通20周年の記念シンポジウムでは、出席者から歩道の整備が提案された。展望台や橋下の公園の活用も一層求められる。

 今後、市や観光協会などで構成する室蘭観光推進連絡会議が中心で市民向けのモニターツアーなどを行い、事業化を急ぐ。民間業者に見学ツアーの運営を委託し、公共施設を持続的な観光資源にできるかが鍵となる。国交省は「白鳥大橋には多くの魅力がある。専門家の派遣などを通じて地域と協力する」としている。

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