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根室新聞

同人誌「わたすげ」28号発行【根室】

 根室・わたすげの会(飯倉定賢代表、会員数8人)は、年1回発行する同人誌「わたすげ」=写真=第28号を発行した。今号も創作、エッセイ、詩、川柳などのほか、特集「ふるさと再発見」で別所三夫さんが根室の古い歴史を知ることができる「根室市街地発達史圖鑑」(若松忠之助著)を解説する貴重な資料も盛り込まれた。

 創作4作品、散文詩、童話ともに1作品、エッセイ3作品をはじめ、特集に2作品、詩3作品、5人による川柳、俳句1作品。このうち俳句「君は花」は、藤沢幸子さんが花や星、風、光といった自然にまつわる言葉を使って、新型コロナウイルスで命を落とした人々へ哀悼の意を表した作品だ。

 創作は岬千鶴さんの「雨の峠」、エッセイは石橋一彰さんの「モウちゃんのつぶやき」シリーズその九、詩は室谷ます子さんの「私のふるさと」など。このほか特集「ふるさと再発見」で飯倉代表は「吾が故郷はさかの街」と題し、坂を上って登校するのが日課だった幼少期を振り返り、根室の特徴的な地形にまつわる思い出をつづっている。

 一方、同特集の「ネムロ漫歩」は別所さんが「根室市街地発達史圖鑑」の地図を使って根室で起こった出来事を整理する内容で、寛政4年の会所ラクスマン引見や商店の開業などを挿図の地図番号に沿って解説。別所さんは「人の記憶は次第にあいまいとなり、埋もれてしまうかもしれない」と記し、先人が紡いできた根室の発展の様子を紹介している。

 同誌は各会員の取り扱いのほか、市内昭和町のコーチャンフォーグループ根室店で販売している。1部1100円。

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