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十勝毎日新聞

写真展 蜷川実花さんインタビュー【帯広】

 写真家の枠を超え、映画やファッションなど多彩な活動を展開する蜷川実花(にながわ・みか)さんの写真展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」(同展帯広実行委など主催)が19日、道立帯広美術館で開幕する。初期から現在までの作品約300点が一堂に会する。蜷川さんに質問を送り、展覧会の見どころや作家活動について聞いた。

蜷川実花さん

 -写真を撮るときに意識していることは。
 花でも人でも、被写体に対し“ひたすら気持ちを込めて撮る”だけ。「撮らずにはいられない」という原始的な感情や欲求を大切にしています。

そのままの色

 -ご自身の色への思いを教えてください。
 色彩は、意図的につくっていったものではなく、最初から持っていた感覚や好みなんです。私の写真は、デジタル処理しているように見られることも多いのですが、色を修正したり合成したりはせず、目の前にあるものを撮っています。

 -今回の展覧会のタイトル「虚構と現実の間に」に込めた思いは。
 自身の制作活動には、子育てをする「日常」と仕事の「非日常」とが地続きであるような“境界線の曖昧さ”を感じています。

 写真家としてデビューして以来、プライベートではカメラを持ち歩かなかったのですが、2年前に東京での私生活を撮ろうと決めてレンズ付きフィルム「写ルンです」を持ち歩くようになりました。技術的なことが何も通用しない状態で、何が残るのかが知りたい。そうして撮り続けたものを、写真集「東京TOKYO」として6月に出版しました。ここにも、不思議な日常と非日常、“虚構と現実のはざま”が写っていると思います。

今だからこそ

 -新型コロナウイルスの影響で撮影ができない日も続きましたが、その間もさまざまな方法で精力的に活動されていましたね。
 コロナ禍のつらい状況の中で、「今だからこそできることは何だろう」と思いました。誰もが不安を抱えていたし、この先、どうなっていくのか分からなかった時期ですが、私は大変な時ほどポジティブな思考になるようです。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使ったリモート撮影は、画面をスクリーンショットするだけなので、特別新しい手法ではありません。でも、「あの時があったからこそ、これが生まれた」という方程式を解きたかったんです。

 -挑戦してみたいことは。
 私は「何か新しいことに挑戦したい」という気持ちがなく、同時に、自身を制限する基準も全くありません。「やってはいけないこと」のネジをいかに緩めて、時代の空気に寄り添い過ぎず、自分の芯をいかに持ち続けていられるかが重要だと思っています。これからも呼吸をするように、誠実にものづくりをしていきたいです。

 -十勝のファンへ。
 歴史を振り返るような作品群の展示で、私の新たな面も知っていただけるのではないかと思います。見てくれた方に、少しでも明るく、前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです。

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