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根室新聞

VRで“認知症”理解へ 来月、初の市民向け体験会【根室】

昨年行われた介護職員向けのVR技術を活用した認知症の症状を学ぶ研修会

 VR(仮想現実)技術を利用して認知症の理解促進に取り組む根室市在宅医療介護連携推進協議会(会長・杉木博幸根室市外三郡医師会長)は、今年度は一般市民を対象に、初めてのVR認知症体験会を11月18日に総合文化会館で行う。事務局によると、市内の認知症患者は高齢化率の高まりとともに年々増加傾向にあり「認知症患者と正しく向き合うためにもぜひ参加してほしい」と話している。

 超高齢化社会を迎える中、認知症患者は年々増加傾向にある。根室市は9月末現在、2千人弱が介護認定を受けており、認知症を患う人も増えているものとみられる。同推進協議会では、増加を続ける認知症を正しく理解し、介護技術の向上につなげることを目的に、VR技術を活用した認知症対策に取り組み、過去2年間は、介護職員やケアマネージャーなど専門職を対象にした研修会を開催。今年度初めて自宅で認知症患者を介護する一般市民らを対象とした体験会を行う。

 認知症はさまざまな要因で脳細胞が停止あるいは働きが悪くなって障害を引き起こすもので、現れる症状もさまざま。中核症状とされる見えない物や聞こえない声が聞こえる「幻覚」や、時間や場所、人との関係などが分からなくなる「見当識障害」などによって、周りに理解されず、「徘徊」や「暴言」など表面的な行動で判断されることも多い。

 体験会では、VR認知症プロジェクトに取り組む千葉県のシルバーウッドから講師の派遣を受け、実際に認知症の患者目線で再現した映像などを視聴し、認知症患者にはどのように見えているのかなどを体験することで、認知症に対する正しい理解を深め、介護に役立ててもらうことを目的に行う。

 受講無料で午前10時、午後1時、同3時半の3回を予定。定員は各30人で、事務局では「周りの人の対応で認知症が悪化することもある。体験会を通じて認知症の正しい理解を深めてほしい」と話している。問い合わせは根室市地域包括支援センター(℡0153-23-6111)へ。

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