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釧路新聞

高齢者外出バス事業 コロナの影響で利用減【釧路】

厳しい状況が続いている路線バスの利用

釧路市の高齢者外出促進バス事業「おでかけパスポート70(通称・おでパス)」は、交付件数が3月末で1万2410件に達していたが、9月末では16・5%減の1万366件に減少した。新型コロナウイルス感染拡大の影響とみられるが、市は全町内会の回覧板にPRチラシを添付するなど、今後の利用増に期待している。

 おでパス事業は70歳以上の高齢者のバス利用による社会参加の活性化を目指し、昨年6月にスタート。市内全域及び一部市外を加えた一定エリア内の定期路線バスを、1乗車100円(一部500円)で利用できる。負担金500円で1年間有効。70歳に達した時点で利用でき、市内の各郵便局で申請を受け付けている。申請には健康・介護保険証など官公署発行の身分証明書が必要だ。

 市は初年度の昨年度、従前の助成事業の利用率53・4%を目安に約2万1000人の利用を目標に据え、3月末の交付実績1万2410件については「まずまずの実績」と評価し、以降の広がりに期待していた。しかし、1年有効の更新期を迎えた6月末の交付は1万315件に後退し、更新を控えている利用者もいるようだ。

 新型コロナの非常事態宣言が5月25日に解除されているものの、特に高齢者の警戒心は強く、おでパスの利用にも影響しているとみられる。しかし、担当の市介護高齢課によると、8月の新規および更新の交付枚数は585件(前年同期542件)、9月が540件(同502件)と前年実績を上回り、「回復しつつある」(久万田康司課長)と期待している。

 一方、地域のバス会社はさまざまなコロナ対策を講じているが、主な市内路線を担うくしろバスは、10月の利用者が前年同期の約40%減と厳しい状況が続いている。

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