全国の高校生が十勝産食材を使ってオリジナル料理を競う「とかちマルシェ料理甲子園」(とかちマルシェ運営協議会主催)が28日に行われ、「十勝を発掘!? わくわくごはん」を作った清水高校のチームが優勝した。同校チームの優勝は2年連続。

清水町産の黒ニンニクなどを使った「十勝を発掘!? わくわくごはん」
5回目の開催だが、今年は新型コロナウイルス対策として書類とオンラインで審査を行った。全国34チームがエントリーし、書類審査の結果、十勝の6チームを含む11チームが同日の2次審査に進み、オンラインでプレゼンを行った。
優勝した清水高のチームは、渡部優奈さん、安保穂乃華さん、鎌田恵一さん(いずれも2年)の3人がメンバーの「2年きょうりゅう組」。コロナ禍でストレスがたまる状況だが、親子で料理を楽しんでもらうことをコンセプトに、清水町産の黒ニンニクと枝豆、十勝産のナガイモを使用したレシピを考案した。
枝豆を混ぜた白飯の上に肉みそと加熱したとき卵を載せ、周りにコンソメあんととろろを添えた。卵を割ると、中から恐竜の卵に見立てたウズラの卵が出てくるなど、楽しく食べられるように工夫した。
清水高として2連覇を果たし、渡部さんは「昨年末からレシピを考え、努力が報われてうれしい」と笑顔。安保さんはレシピについて「黒ニンニクを肉みそに混ぜることで、子どもも食べられる味付けにした」とし、鎌田さんは「いま自炊をする人は少なくなっているが、高校を卒業した後も家庭で料理をしていきたい」と話した。

優勝した清水高校の安保さん、渡部さん、鎌田さん(画面左から)と、とかちマルシェ運営協のメンバー
審査員を務めた料理研究家のきじまりゅうたさんは「レシピの完成度が高くプレゼンも完璧だった」、同じく料理研究家のヤミーさんは「食べるシーン、コンセプトが一貫していて伝わるレシピ」と評価した。
そのほか、準優勝1校と奨励賞2校、審査員特別賞1校を選出。十勝からは奨励賞に広尾高の工藤唯さん、菅野来花さん、山下瑠那さん(いずれも3年)の「ライスボールinユリ根と昆布のうまポタージュ」、審査員特別賞に帯広南商業高の脇坂心音さん、大谷鈴さん(いずれも1年)の「十勝だんごとつくねのだんご汁」が選ばれた。
関連記事
果物ぎっしりサンド フルーツスタジオ、ハピオがコラボ【音更】
JA木野(清都善章組合長)の子会社が運営する「ハピオ」(音更町木野大通西7)は、帯広市内のスイーツ店「Fruit Studio(フルーツスタジオ)」とのコラボ商品「フルーツサンド」を21日か...
カフェ「フォーシーズン」 「安くいっぱい」思いメガ盛り【上士幌】
地域住民らから長年愛されてきた上士幌町のカフェ「フォーシーズン」(上士幌東3線)の名物といえば、4合もの白米を使った「オムライス・大」(1260円)。新聞やテレビなどで取り上げられたこともある名...
道内チーズ 今年も集結 藤丸で17日までフェア【帯広】
道内の乳製品を一堂に集めた「ミルク&ナチュラルチーズフェア2021」が14日、帯広市内の藤丸7階催し会場で開幕した。会場は初日からチーズや牛乳などを買い求める人でにぎわっている。17日まで。 ...
厳寒に南国たわわ 余熱ですくすく【新得・音更】
寒に入り十勝管内も一年で最も気温の低い時期を迎えているが、新得町や音更町のビニールハウスの中ではマンゴーやバナナといった南国を代表する果樹が実を付けている。熱源は温泉熱やバイオガスプラントの余剰...
畜大酒蔵「碧雲蔵」が日本酒の福袋販売【帯広】
帯広畜産大内に今春開設された酒蔵「碧雲蔵」(帯広市稲田町西2線)で醸造した日本酒の福袋が、来月2日から数量限定で販売される=写真。 酒蔵は上川大雪酒造(上川管内上川町)などが建設した。大...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
こだわりが評判、37年の歴史に幕 喫茶店「胡亜羅」【室蘭】
2北の勝「搾りたて」23日発売【根室】
3巨大で緻密プラレール ベルクラシックで初「鉄道おもちゃ博」【帯広】
4深海魚「サケビクニン」繁殖成功 世界初の人工授精-登別マリンパークニクス
5日本脳炎ワクチン 有効か 大林医師(東京江戸川病院)が提起【東京】
-
1
こだわりが評判、37年の歴史に幕 喫茶店「胡亜羅」【室蘭】
2北の勝「搾りたて」23日発売【根室】
3マクドナルドが若草小でバランスの良い食事伝える【登別】
4「魚べい」「徳寿」室蘭初出店、4店舗来秋オープンへ モルエ中島3期工事【室蘭】
5一年の健康願う、室蘭などで「どんど焼き」始まる【室蘭・登別・伊達】