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苫小牧民報

苫小牧産ホッキ貝、漁獲量20年連続日本一 徹底した資源管理で成果

20年連続で水揚げ日本一となった苫小牧産のホッキ貝=昨年12月、苫小牧港・西港漁港区

 苫小牧市のホッキ貝漁獲量が、20年連続日本一を達成した。市が独自にまとめた2019年の主要産地別統計に基づく結果。19年の年間漁獲量は842トンで、2位に380トンの大差をつけてのトップ。ホッキ漁を操業する苫小牧漁業協同組合の伊藤信孝組合長は「率直にうれしい。今後も資源管理に力を入れる」と話している。

 14日に市が発表した。道の水産統計のほか、市がホッキ貝主要産地の青森、福島などの統計を独自に調べ、主要市町村別の漁獲量を順位付けしている。

 苫小牧のホッキは19年、前年比26トン増で全国一をキープした。漁獲高も約3億7700万円と断トツの首位だが、1キロ当たりの平均単価は4年連続下落の448円。漁獲量の上位市町村は、2位が根室管内別海町の462トン、3位が根室市の428トン、4位が青森県三沢市の404トン、5位が釧路管内浜中町の287トンだった。

 苫小牧のホッキは、苫小牧漁協の徹底した資源管理で成果を上げ、2000年から漁獲日本一となっている。ホッキは道内の規則上、殻長7・5センチ以上で漁獲できるが、苫小牧漁協は9センチ以上に成長したものに限定。資源量に対する漁獲量の割合(漁獲圧)は10%以上が乱獲とされる中、苫小牧漁協は平年で4%程度、今年度も5・5%と厳しく設定。年間漁獲量800トン程度でも抑制した漁となっている。

 今年度は新型コロナウイルス感染拡大により、関東圏などの飲食店需要が低迷する中、漁業者が国補助を活用して移植放流したり、水産エコラベルの国際認証「マリン・エコ・ラベル」のバージョン2の取得手続きを進めたりと、さらなる資源増強やブランド力アップに取り組んでいる。伊藤組合長は「20年連続日本一はこれまでの積み重ね。苫小牧沿岸の資源量は豊富で安定しているが、引き続き気を引き締めて管理したい」と語る。

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