
凍らせたブロックの間にシャーベット状の雪を詰めてイグルーを造るスタッフ
鹿追町の然別湖に雪と氷でつくった建物「イグルー」が並ぶ「しかりべつ湖コタン」。30日の開幕を目指し、準備が急ピッチで進んでいる。20日は二十四節気の一つで、寒さが最も厳しい時期とされる「大寒」。湖上に時折強い風が吹く中、約20人のスタッフがイグルー造りに取り組んでいた。
コタンは今年で40回目を迎える冬の風物詩。雪と湖の水を凍らせたブロックを積み上げ、ホールやアイスバーや露天風呂、宿泊できるロッジなどをつくる。準備は昨年12月中旬に開始。ブロックの間にシャーベット状の雪を詰めて固め、透明度の高い湖の氷で建物内を装飾していく。
今年は新型コロナの影響で、ボランティアの外国人らが参加できず、スタッフは例年の3分の2に。来場客の人数制限や密にならない動線づくりに苦心した。
現場責任者を務める斎藤慎吾村長(48)は「コロナ禍でも自然は変わらない。然別湖の氷や雪の美しさを感じて、心休まるひとときを過ごしてほしい」と話していた。
20日の十勝地方は、晴れて地表の熱が上空に奪われる放射冷却の影響で、朝の最低気温は大樹で氷点下25.1度、幕別町糠内で同24.6度などを記録。帯広は同17.6度だった。
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