問題の一例を手にする林川さん（右）と花火大会のＰＲチラシを持つ高田さん

　花火の前に室蘭工業大学生と知恵比べはいかが－。３月１３日に道の駅みたら室蘭周辺特設会場で開催するドライブイン室蘭花火大会（同実行委員会主催）。当日企画として、同大学生有志による謎解きゲームを開催する。正解者には抽選で景品も用意。実行委は「花火の待ち時間を楽しんで」と呼び掛けている。

　謎解きの問題は同大工学部建築社会基盤系学科４年の高田光太さん（２３）と林川敬行さん（２２）によるユニット「うみねこパン」が考案。２人が開発したアプリ「脱出ゲーム～船長からの挑戦状」は、昨年３月に東京で行われた「アーバンデータチャレンジ２０１９ｗｉｔｈ土木学会インフラデータチャレンジ２０１９」最終審議会で、オープンガバメント推進協議会賞・金賞を受賞。４月から室八航路のフェリー内で実証実験に入る予定だ。

　当日は来場時に問題用紙を受け取り、車内で謎解きに挑戦。回答はメールで受け付ける。林川さんは「工大生からの挑戦状をテーマにした小問題を用意します。全ての問題を解くと出てくるキーワードを参考に最終問題を解いてください。子どもたちが主体となって解けるよう、知識や難しい計算などに頼らない問題を心掛けます」と語った。

　景品にはクラウドファンディングの返礼品にもなっている「室蘭やきとり食べ比べセット」を用意した。同実行委のＦＭびゅーと連動し、当日のラジオ放送中に問題のヒントを発表する。

　高田さんは「会場ではホテル宿泊券などがあたる大抽選会も実施しています。ぜひ早めに会場入りしてください」と呼び掛けている。

　チケットは室蘭観光協会（海岸町）や室蘭商工会議所（同）、ふれあいサロンほっとな～る（中島町）やクラウドファンディング（ https://motion－gallery.net/projects/hanabimuroran ）で取り扱っている。