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苫小牧民報

3小学校「統合」決定 早来地区の小中一貫義務教育学校 「不安解消に努める」 安平町教委

安平町教育委員会は、29日に開いた定例教育委員会で安平、早来、遠浅の3小学校と早来中学校を2022年度限りで「閉校」し、23年度、早来地区に開校する小中一貫の義務教育学校に「統合」することを決定した。同日、町教委が関連議案を提出し、教育委員の承認を得て可決された。

 町教委は、統合の提案に至った理由として、町立小中学校の再編整備基本計画に基づき、統合することで町立学校の適正化を推進するとともに、早来地区の児童が一律に小中一貫教育の効果を得ることを目指すもの―と説明。将来的な児童数の減少や「新しい学校に通いたい、との声が強くなっている」と理解を求めた。

 早来地区の学校再編に関しては、安平、早来両小学校の関係者はおおむね賛同。しかし、遠浅小学校の児童の保護者、地域住民については思いが二分化。統合に一定の理解があったものの、「閉校の時期を少し待ってもらえないか」といった声もあり、再三説明の場を設けて議論を重ねた。

 定例教育委員会では、教育委員から「今後、信頼関係の回復も含めて小さな疑問にも応えていく姿勢が必要」「地域、学校で築き上げてきたものを新しい学校でどう融合させていくかを(保護者らに)示してあげてほしい」といった要望が寄せられた。

 教育委員の1人は、遠浅小の保護者に向けて「(町教委に対し)不信感はあると思うが、決まったことに今後協力をしてもらえたら」と呼び掛けた。町教委側に対しては「統合は決まったが、遠浅小の児童や保護者が抱いている新しい学校に対する不安の払拭(ふっしょく)に努め、要望があれば、応えられるかも含めて検討していかなければいけない」と話していた。

 町教委は「情報提供や疑問、不安の解消に努めていく」とした。

早来地区の小、中学校の閉校と義務教育学校への統合に関する町教育委員会の動き(昨年秋以降)

2020年10月~21年2月

・安平、早来、遠浅の3地区でそれぞれ住民説明会を開催、早来地区の小中学校閉校と義務教育学校への統合について説明

5月27日

・遠浅小保護者有志が町に説明の場を設けるよう求める

6月2、4日

・町教委が遠浅地区の住民説明会で学校統合へ至った経緯などを説明

6月25日

・安平、早来、遠浅3地区合同の学校再編検討会を開催

7月2~9日

・町教委が遠浅小に通う児童保護者、遠浅地区からはやきた子ども園に通う保護者を対象に意向調査を実施

7月14日

・遠浅地区の住民説明会で意向調査の結果を公表

7月27日

・遠浅地区の住民向けの最終説明会で、町教委が早来地区の小中学校閉校と統合の考えを改めて示す

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