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十勝毎日新聞

「コハタ」来月閉店 老朽化、43年の歴史に幕【帯広】

 1978年に創業し、生活雑貨や文具などを扱う「コハタ」(帯広市西20南3・白樺通沿い、宇佐美英樹社長)が店舗の老朽化に伴い、10月3日で閉店する。豊富な品ぞろえで幅広い世代に親しまれてきた市内有数の大型雑貨店が43年の歴史に幕を下ろす。

長年地域の人に親しまれたコハタと宇佐美社長

 コハタは創業者の木幡吉博さん(81)がスーパーのかねのセンター啓西店(のちにサン・ムーン24啓西店)の出店に合わせて、売り場の一部で「リビングコハタ」として雑貨を販売したのが始まり。その後テナントとなり、89年には手狭になった店舗を増床。文具、手芸用品、衣料品、おもちゃなど商品数を増やし、2階にはファミリーレストラン「スマイル」を開設した。同スーパーは96年に閉店。2004年に木幡さんが健康上の理由で引退することになったが、従業員だった宇佐美社長(59)が店舗と店名を引き継ぎ、同年に再オープンした。

 午前9時から翌午前0時まで年中無休で営業。宇佐美社長は「遅くまでやるのはサンムーン24に入っていた頃の名残。縮めていく勇気もなかったが、行事の前日の夜中に慌てて買いに来る人もいて、貢献していた部分もあったのかな」と振り返る。新型コロナ流行後は、マスクなどの関連商品が数多く売れた。

 オープン時からの建物は老朽化が進み、5店あるテナントも埋まらない状態が続いていた。今後、別の場所で営業を続ける予定はない。コハタ西側の若者向け衣料品店「ガチャピン」は閉店、弁当屋「ヤムヤム」は市内西20南2に移転する。

 1日にコハタの閉店が告知されると、「ここでしか買えない商品もあったのに」「なくなったら困る」など惜しむ声が店に多数寄せられた。10月3日まで全品4割引きの売り尽くしセールを実施中で、連日多くの買い物客でにぎわっている。

 店舗ビルは近く解体する。宇佐美社長は「セール中、近隣にはご迷惑をお掛けして申し訳ない。会長(木幡さん)ともども長年お世話になりました」と感謝する。セール中の営業は午前10時~午後9時。水曜定休。