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釧路新聞

環境に配慮したオーガニック製品の開発ヘ【別海】

飼料と生乳の有機JAS認証書を手に矢口さん

 町内の酪農事業者ヤグチッチ(矢口義道代表)が今年、畜産物(生乳)の有機JAS(日本農林規格)認証を取得した。牛の餌(飼料)の有機認証も取得しており、両方を持つ酪農家としては釧根管内第1号。農林水産省が今年策定した2050年度までの「みどりの食料システム戦略」では、有機農業を強化することも盛り込まれており、矢口さん(53)は有機酪農の普及と環境に配慮したオーガニック製品の開発を目指す。

 矢口さんは長野県松本市出身の新規就農者。脱サラし町の研修牧場1期生として2000年に就農した。87㌶の草地で110頭(搾乳牛60頭)を放牧主体で飼育する。当初から有機酪農にこだわり、10年から草地には除草剤を使わず、飼料では19年12月、生乳では21年1月にそれぞれ有機認証を取った。有機にしてから生産性は2~3割落ちたが、1頭当たりの生涯乳量を重視する持続可能な酪農を一番大切にしている。

 18年から生乳を生産者団体の「ちえのわ事業協同組合」(以下ちえのわ)に出荷しており、環境負荷の少ない酪農を実践するちえのわからオーガニック製品を実現させようと取り組んでいる。現在はチーズ製造で有機JAS認証を持つ別の組合員仲間と新製品の開発にも着手。矢口さんは「有機は手間もお金も掛かるが、消費者目線を一番大切にしたい」と話す。

 有機酪農の先駆者は、06年に全国で初めて有機認証を取ったオホーツク管内の生産者でつくる津別町有機酪農研究会があり、同年から乳業メーカーの明治工場がこの生乳を使い「明治オーガニック牛乳」を製造販売している。

 有機JASは、農薬や化学肥料などに頼らず自然界の力で生産された食品を表しており「農産物」「加工食品」「飼料」「畜産物」に付けられる。認証は登録機関の検査基準を満たした事業者のみがマークを示すことができ、マークなしに「有機」や「オーガニック」などと表示することは法律で禁止されている。昨年7月には外国4カ国との同等性のため、牛乳やチーズなどの畜産物の加工品でもマーク表示が義務付けられた。

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