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十勝毎日新聞

苦心のブドウたわわ 栽培6年目 農園で直売も【幕別】

ブドウ棚で実を付けるシャインマスカットと早坂さん夫妻

 幕別町栄の「古舞ぶどう園ハヤサカ」は、高級ブドウで知られるシャインマスカットを育てて販売している。収穫期を迎えたビニールハウス内では、ブドウ棚から大きな実を付けた房が垂れ下がり、甘い香りを漂わせている。

 同園を営む早坂博さん(70)は、シャインマスカットのおいしさに魅せられ、道道238号沿いの農地で栽培を始めて6年目になる。畑作の経営は長男に引き継ぎ、5アールのビニールハウスでキャンベルやクインニーナ、ナイアガラ、天山などを含む30本以上を育てている。

 寒冷地での栽培のため、ブドウの木は土に埋めて板やマットなどをかぶせて越冬させる。1年目の冬は土に埋めずに枝を枯らしたほか、その後も霜が付いたり、太陽の熱で傷んでしまったりと失敗を重ねた。早坂さんの妻厚子さん(67)は「(早坂さんの生活は)ブドウ一色。でも老後にぼーっと暮らしているより生きがいがあっていい」と優しく見守る。

 3年目からは現地で直売を始めた。今年は3日にスタートし、来園者が品定めしながらブドウ狩りを楽しんでいる。22日午後に訪れた町内の鎌田精一さん(81)は「シャインマスカットが十勝でできるのかと思ったが、すばらしい出来」と感心していた。

 同園では今年からビニールハウス1棟を増設し、200本の苗を新たに育てている。早坂さんは「ブドウの世界は奧が深い。拙いブドウでも喜んでもらえるのが本当にうれしい」と顔をほころばせる。

 シャインマスカットは100グラム450円で販売。生育状況により不定休だが、10月まで午前9時~午後4時に営業する。

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