全力疾走でバトンをつなぎ盛り上がった「７４６リレー」

　Ｎスポーツコミッション（会長・加藤剛士市長）主催の「街なか運動会」が３日、名寄駅前商店街で開かれ、子どもから高齢者まで幅広い年代の市民が、スポーツを通じ交流を深めた。

　市民の健康づくりとともに、新型コロナ感染症の拡大で影響を受けている商店街の活性化を図ろう―と、昨年に続いて企画。昨年、好評だったことに加え、継続開催を望む多くの声に応えたもの。当初は９月５日の開催予定だったが、緊急事態宣言の発令を受けて延期となっていた。

　今年も、名寄警察署や商店街連合会などの協力で、西１条本通りと西３条本通りの南５丁目から６丁目間に特設コースを設置。「幼児30メートル走」「買い物競争」「７４６（なよろ）リレー」に、今年は「ランニングバイクレース」「初めてのお買い物競争」を加えた５種目が行われた。

　アスパラ体操で体をほぐした後、競技開始。「７４６リレー」は、４人１チームで１周７４６メートルのコースを２周（１人が３７３メートル）走る競技。小学校の低学年と高学年、中学生以上の一般の部に分かれて実施。小学校低学年、高学年の部で、子どもたちは保護者の応援を受けながら商店街を全力疾走。優勝を目指してバトンをつなぎ笑顔でゴール。一般の部には、五輪金メダリストの阿部雅司さん、加藤剛士市長らも参加して盛り上がった。

　「初めてのお買い物競走」は、幼児と保護者の２人一組で実施。５００円玉を握りしめてスタート、カードエリアで引いたカードに記載されている店舗で買い物をし、ゴールを目指す競技。店舗目指して、保護者を置いてわれ先にと店舗を目指し走る子どもたちや、手をつないでマイペースでゴールを目指すペアなど、思い思いに競技を満喫。

　この他にも、ペダルのない幼児用二輪遊具にまたがりゴールを目指して元気いっぱいにコースを疾走する様子や、名寄市立大学生協力による縁日を楽しんだり、賞品のなよろうぬいぐるみをうれしそうに抱きかかえる様子が見られるなど、笑顔あふれる時間となった。