ぷらと内に移転した別海町観光協会で久保田さんと木村さん（左から）

町観光協会が、町役場１階から市街地の交流館ぷらと（別海旭町６７）内に移転した。今月中に観光案内所の窓口を整備し、情報発信機能を強化する。商店や建設中の生涯学習センターが近く、地域の新しい交流拠点としての活用も期待される。

　１日に移転した。それまでは役場の商工観光課内にあり、外部からアプローチしにくいのが課題だった。新天地はぷらと内１階キヨスク跡で、昨年１０月から地域おこし協力隊のサテライトオフィス「Ｕｓｈｉｋａ（うしか）」が入っていた場所。うしかは隣（町商工会右）に移った。

　スタッフは、４月から地域おこし協力隊として働く久保田郁也さん（２６）と、事務員として木村恭華さん（２０）が常駐している。久保田さんは東京出身で４年間関東圏の旅行代理店に勤務。国内旅行業務取扱管理者資格を持ち、観光と地方創生の仕事がしたいと町の協力隊に応募した。早速コロナ対策交付金を活用し、町内の宿泊施設（１０施設）を利用すると最大７０００円がお得となる「べつかい宿泊割」を企画しＰＲしている。

久保田さんは「観光客や町民の皆さんと気軽に触れ合えるような観光協会を目指していきたい。どうぞ気軽にお立ち寄りください」と呼び掛けている。