13日から始まった冬の全国交通安全運動の統一行動日（セーフティコール）の12日、浦河町役場前の国道沿いで安全運転を呼び掛ける街頭啓発が行われた。浦河町交通安全推進協議会と町が主催。

　浦河町から池田拓町長ら職員と日高振興局から北村英則局長ら職員、浦河警察署員、町交通安全母の会員、交通安全団体会員約70人が参加した。

　日没が早まるなど道路環境の悪化に伴い、道内での交通事故死者数が11日現在で１０２人と前年同期比で16人減少しているが、依然として悲惨な事故が後を絶たない。日高管内では７日現在で４人（前年同期比１人増）。

　運動の重点項目は①子ども・高齢者を始めとする歩行者の安全確保②スリップ事故防止と全席シートベルト着用③飲酒運転の根絶。

　街頭啓発は、参加者たちが手旗と啓発のたすきなどを着用し、通過車両や歩行者らに交通事故防止を訴えるとともに、参加者たちも安全意識の高揚に努めた。

　期間中、管内各町でも交通事故防止へさまざまな啓発運動が展開される。

　４日に堺町西で発生した交通事故で交通事故死ゼロが１０２２日でストップしたことで池田町長は「１からスタート。また地道に一歩一歩、啓発などに取り組んでいきたい」と話していた。

旗の波でドライバーらに交通安全をアピールする参加者たち