北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

サクラマス養殖事業、木古内町で開始 道が実証試験【木古内】

サクラマスの稚魚を丁寧に生けすに移す漁協職員(木古内町釜谷漁港)

 【木古内】道は15日、木古内町の釜谷漁港内に設置したいけすにサクラマス435尾を放流するサクラマス養殖実証試験を開始した。道は実証試験を通じて道内の漁業関係者に養殖事業の実例を示したい考えで、道水産振興課の今村伸之主査は「無事に大きく育ってほしい。2年間で事業化の道筋を示したい」と話している。

 道内のサケの漁獲量は、2010年の13万5000トンから、19年は5万1000トン(60%減)にまで落ち込んでいることから、道は養殖事業の事業化を見据え、実証試験に着手した。

 この日は、漁港内に縦横5メートル、深さ2・8メートルのいけすに、道総研さけます・内水面水産試験場と民間事業者から確保したサクラマスの種苗計435尾を慎重に放流した。

 いけすは、上磯郡漁協(西山武雄組合長)の釜谷地区の組合員3人が餌やりなどを管理し、水温や生育状況などのデータを取得する。今回放流した300~400グラムの稚魚を1・5キロほどに成長させ、来年6月の水揚げを目指す。

 同漁港では、町と上磯郡漁協、三印三浦水産(函館市、三浦隆司社長)により、ニジマス1000匹を養殖する試験事業が来秋に予定されており、町はサーモン養殖事業を新たな基幹産業とする考えだ。町産業経済課の片桐一路課長は、サーモンのブランド化やふるさと納税の返礼品として取り扱いたいとしたうえで、「サーモンの町としてアピールしていきたい」と意気込んでいる。

関連記事

苫小牧民報

「男なのに」中傷はねのけ 苫小牧の小3年 3年間伸ばし ヘアドネーションに..

がんの治療などで髪を失った子どもの医療用ウイッグに髪の毛を提供するボランティア「ヘアドネーション」に協力するため、苫小牧市柏木町の中田知成君(9)=泉野小3年=が26日、豊川町の美容室「today...

函館新聞

SCSK北海道函館オフィスが開設、産学連携の拠点に【函館】

 IT大手SCSK(東京)の子会社で、システム開発やIT業務支援を手掛けるSCSK北海道(札幌、梶田清隆社長)が、道南における営業拠点として函館オフィスを函館市大手町に設置し、26日に開所式を開...

函館新聞

刻んだ歴史、次代に継承へ 遺愛学院本館が報道公開【函館】

 2018年から保存修理工事中の国の重要文化財「遺愛学院本館」(函館市杉並町)が27日、報道陣に公開され、復元した講堂やホールなどがお披露目された。新年度にも校舎としての利用を再開し、遺愛女子高...

十勝毎日新聞

3年ぶり1位 道の駅満足度総合ランキング【上士幌】

 旅行情報誌「北海道じゃらん4月号」(リクルート北海道じゃらん発行)の「2024年道の駅満足度総合ランキング」で、「道の駅かみしほろ」が3年ぶりに1位になった。運営する指定管理者の観光地域商社「k...

十勝毎日新聞

キッチンカーも集結 全道の店、多彩な食提供 週末営業の「ストック」【新得】

 新得町内のコストコ再販店「STOCK(ストック)」(5南4、古川文将代表)が、全道各地から集まったキッチンカーでにぎわっている。営業が始まる週末の金曜午後5時前には、開店を待ちかねた町内外からの...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス