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室蘭民報

葬儀の多様化、コロナで加速 本教寺、武田さん特別講演【室蘭】

最近のお葬式事情について講話する武田さん

 室蘭市常盤町の本教寺(高倉健司住職)は16日、同寺で法話会「仏事のイロハ」の特別講演「最近のお葬式事情」を開催した。本堂に集まった聴衆約30人は、近年の多様化した葬儀の在り方について理解を深めていた。

 講師を務めたのは、葬祭事業の武田公益社代表取締役・武田和朗さん(57)。少子高齢化に伴う近年の顕著な変化として、①葬儀形式の小規模化②家族葬や直葬の増加-の2点を指摘し、「コロナ下によりこれらの変化が加速した」と述べた。

 近親者のみで執り行う家族葬のメリットとして、参列者へのあいさつや対応の負担が少なく、遺族が故人とゆっくり別れの時間を取ることができる点などを挙げた。一方、デメリットとして、後日、お悔やみに自宅を訪れる人への個別対応に追われることがあると話した。

 武田さんは、もしものときに備えて、財産や連絡先など大事な情報や、葬儀に関する意向を書き留めておく「エンディングノート」の活用法も紹介。「残された人の手間を軽減し、無用な悩みを回避することにもつながる」と有効性を説明。事前に意思表示をしっかりした上で、家族間で話し合うことが必須―とアドバイスした。

 同寺では仏教に関する身近な事柄をテーマに、住職と布教師による法話会を定期的に実施。年に一度、外部から講師を招いて特別講演を開いている。高田住職(49)は「コロナ下で社会情勢が変わりゆくなか、誰しも避けて通れない“葬式”について考えるきっかけにしてほしい」と話していた。

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