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函館新聞

道南驚きと期待 逢坂氏、立憲民主党代表選出馬表明【函館】

逢坂誠二氏

 立憲民主党道連代表の逢坂誠二氏(62)=道8区=が、枝野幸男前代表の辞任に伴う党代表選(19日告示、30日投開票)への立候補を表明して一夜明けた17日、函館・道南の関係者からは驚きや期待の声が広がった。代表に選ばれた場合、地方の声を聞いて政策を実現する手腕に期待が高まる一方、支持団体からは支援態勢の構築が課題になるとの声も上がった。

 枝野氏は、10月の衆院選で議席を減らした責任を取り党代表を辞任。これを受け、党内の複数の議員が逢坂氏に出馬を要請したほか、逢坂氏が所属する議員グループ「サンクチュアリ」も16日夜の会合で逢坂氏の擁立を決めた。

 党道8区総支部の板倉一幸幹事長は「党が大変な時期だけに、代表選に出るのは勇気ある決断。衆院選を通じ有権者に訴えてきた政策を実現できるチャンスでもあり、地元にとっては良いことだ」と歓迎。衆院選で逢坂氏の援軍となった共産党との連携について「与党と野党が一対一の構図をつくるのが政権交代の実現には不可欠だ。共産と協力できる範囲内で協力していくことは必要ではないか」と話す。

 連合北海道渡島地域協議会の長谷川義樹会長は「驚いたが、逢坂氏を支える側としては代表まで声が掛かるのは誇らしい」とした上で「これまで党代表を支えた経験がなく、支援態勢をどう構築するかが課題。本人不在の中で地元活動の進め方も考えなければならない」と指摘。共産との連携は「道8区は大間原発の反対などで緊密に連携してきた歴史がある。連携の可否は地域ごとに判断すべき」と強調する。

 函館の市民団体「大間原発訴訟の会」の中森司事務局長は「逢坂氏は『バイバイ大間原発はこだてウオーク』に参加するなど、大間の反対運動をしている人にとっては信頼できる人。裁判と並行し、政治の面でさらに大間を止める活動に力を入れてほしい」と期待を込める。

 代表選をめぐっては17日、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)も記者会見し立候補を正式に表明、複数による選挙戦が濃厚となった。

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