間嶋豆富店が羽妍の美と共同開発した豆乳フェイシャルローション

豆乳成分、肌に優しく

　室蘭市輪西町の老舗豆腐店、間嶋豆富店（斉藤由雄店主）が東町の化粧品会社・羽妍の美（郭永強代表取締役）と共同開発した化粧水の販売を始めた。同店の看板商品である「百年豆腐」の製造時にできる濃厚な豆乳を成分に使用している。すでに本州から問い合わせが来ているという。

　商品名は「豆乳フェイシャルローション（１００ミリリットル）」（税込み５８００円）。店頭とオンラインで販売する。

　豆乳に加え、セラミドやラベンダーエキスなど肌に優しい自然成分をたっぷり配合。できるだけ化学成分を抑え、防腐剤も植物由来の成分にこだわった。子どもや敏感肌の人も安心して使用できる。優しい柑橘系の香りと、夜に塗布すると翌朝までしっとり感が続く保湿力の高さが魅力だ。

　地元産の自然成分を使用した化粧品開発に力を入れる同社が、かねて豆乳を２次活用できないかと考えていた同店に声を掛け、コラボレーションが実現。試作を重ね、４カ月かけて完成させた。

　化粧水ボトルのパッケージは１９１６年（大正５年）の創業時から使用している屋号をあしらい、シンプルなデザインに。インテリアにもなじみやすく、男性でも手に取りやすい。「シェービングの後に付けると肌の調子が整います」と斉藤さん。反応が良ければ、今後は乳液などの展開も視野に入れているという。

　店頭にはテスターもあり、使用感を試せる。問い合わせは同店、電話０１４３・４４局４３７１番へ。