【日高】介護従事者の負担軽減を図るための最新機器を紹介する「介護ロボット展」が18日、富川公会堂で開かれた。

　北海道社会福祉協議会の「介護ロボット普及推進事業」の一環。道から委託を受けた福祉用具販売・レンタルのマルベリー（札幌）が開催した。

　当日の来場者は、ケアマネジャー、ヘルパーステーションのヘルパーなど、介護従事者が多く25人ほどとなった。

　会場では、数多い機種の中から移動支援３点、移乗支援７点、コミュニケーション６点、排せつ支援１点の計17点が展示された。

　中でも、コミュニケーション部門の人肌の温かさがある小型の癒しロボット「ＬＯＶＯＴ （ラボット）」は、愛くるしいペットのよう。移乗支援の「リショーネ」は、電動ケアベッドと介護型の電動フルリクライニング車いすを融合した新しい概念の介護ロボット。排せつ支援では、排せつ物を自動で袋に包んで密封してくれる新しいポータブルトイレも目をひいた。

　町門別地域包括支援センターの大西まり子さんは、「色々な介護用品がいっぱい。中でも電動車いすに目が行った。簡単な操作で不自由な身体を移動させることができ、抜群の小回り。活用することで日々の生活が楽になるはず」と話していた。

移乗支援の「リショーネ」。マルベリーのスタ ッフがデモンストレーション