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十勝毎日新聞

酪農体験で命触れて CFで参加者を募集 高木牧場【浦幌】

 酪農を通じて自分自身と向き合って-。浦幌町下浦幌343の高木牧場(高木勇太さん経営)に従事する高木翔太さん(34)をはじめ、道内外の学生や社会人ら男女8人が、インターネットで出資を募るクラウドファンディング(CF)を用いたプロジェクトに乗り出した。同牧場で行う酪農体験への参加を呼び掛けている。

牛を囲んで笑顔を見せる(右から)高木さん、山内さん

 国内最大級のCFサイト「キャンプファイヤー」を活用。目標金額は50万円で、20日時点で15人から計10万8000円が寄せられている。支援者への返礼では、生まれたばかりの子牛の命名権(1万円)や一日酪農体験(1万6000円)などを用意している。

 CFに至る経緯として、始まりは高木翔太さんの牛に対する意識の変化だった。電気工事士の仕事を辞めて実家の牧場に戻ったのが31歳の時。最初は「搾れば搾っただけ金になる」という感覚だったが、病気や体調を崩す牛たちを目の当たりにして次第に一頭一頭と向き合うようになった。「(肉用牛でも)かわいいなら飼えばいい」との考えも生まれ、出荷時期にとらわれないやり方を取ってきた。

 資金面に課題はあったが、町内の一般社団法人「十勝うらほろ樂舎」に所属する山内一成さん(43)との出会いが転機に。山内さんは酪農体験に加え、生まれたばかりの雄牛に「はとまる」と名付けるなど何度も牧場に足を運び、高木さんの思いに耳を傾けてきた。

 その後、山内さんの紹介で、地域活性化に取り組む矢本大也さん(31)=岡山県在住=が酪農を体験。こうして体験者の輪が広がり、北大生や本州の公務員など年齢、職業も異なる約20人が高木さんと酪農を通じてつながった。

 そして、矢本さんを発起人に、山内さんや高木さんら8人が共同し、新たな学びの機会創出を見据えたプロジェクトを始動。資金は生後10カ月が過ぎたはとまるなどの牛の飼料代や放牧地の確保などにも充てる。

 CFの期間は来年1月23日まで。一日酪農体験は来年2~5月を予定し、高木さんは「搾乳や牛舎の掃除、餌やりなど一通り体験してもらうことで命について考えたり、自分自身と向き合うきっかけにしてほしい。ゆくゆくは子牛の命名から『いただきます』までの流れを構築できたら」と見据えている。

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