手前の宗片さんから指導を受ける参加者

　クロスカントリースキー元日本代表の宗片博文さん（５９）＝札幌市在住＝を招いた市民歩くスキー教室（伊達歩くスキー協会主催）が１６日、伊達市大滝区の常設コースであり、会員や愛好者が基本的な技術を学んだ。

　同協会が例年開催している教室。宗片さんは全道各地でスキーの指導を行っており、この日はニセコ町からも指導を受けたいという参加者も。会員に加え初めてクロスカントリースキーに挑戦する人も含め小学生から７０代の１９人が訪れた。

　この日は、ゼッケンを着けた参加者が平坦なコースを進むスケーティングから練習を開始。体重移動を繰り返しながらツーキック、ワンダブルポールを３拍子で行うラピッドスケート、２拍子で行うクイックスケーティングなど基本的な滑りを学んだ。

　ニセコ町から妹と参加したスポーツ少年団でクロスカントリースキーを行っている浦田燕青君（１２）は「コースは滑りやすい雪質です。きょうは体重移動や体幹がぶれないように滑るのを学びたい」と宗片さんの指導に従い先頭を切って滑走していた。

　同協会では３月にも教室を開催する予定。