寝わらを持ち上げふかふかに仕上げる太智君

【新ひだか】静内真歌のライディングヒルズ静内で15日、「町民子どもきゅう務員と馬の手入れ体験」が開かれた。

　この日は、職員の倉井翔也乗馬指導員が講師となり、姉弟で参加した２人の子どもに指導。同施設では、子ども乗馬教室や乗馬講習会など乗馬を中心に教室を開催しているが、体験きゅう務員や馬の手入れは初の試みとなる。

　倉井講師は、馬の糞を「ボロ」と言う事から、掃除道具の名称「ボロカギ（糞をすくうもの）」「ボロミ（ちりとり）」など基本的なことから説明し、馬房の掃除の仕方を分かりやすく指導した。

　ボロを片付け、寝わらの汚れた所を捨てて、少なくなったわらを追加。わらを追加するときは、馬が寝やすいようにふかふかにしてあげるなど、大人でも重労働な仕事を体験した２人は、馬のために重たい道具を持ち上げて馬房掃除に取り組んだ。

　２人とも乗馬経験があって、馬の手入れは乗馬の後に経験していたため、手際よくブラシ掛けなどをこなした。

　日野栞那（かんな）さん（７）と太智（たいち）君（５）は「掃除は大変だったけど楽しかった。また掃除とかお世話したい」と笑顔を浮かべた。

丁寧に馬へブラシ掛けをする栞那さん