もう1冊で興味広げて 函館市中央図書館、読書促進の取り組み好評【函館】

おすすめの本を手に「今日のもう一冊」の利用を勧める竹中さん
読む機会の少ないジャンルの本にも関心を深めてもらおうと、函館市中央図書館(丹羽秀人館長)は、職員が厳選した書籍を並べたコーナーをカウンター近くに設置した。「今日のもう一冊」と題して今月9日から始めたが、早くも日に何度か補充するほど人気を集めているという。
同館では同様の取り組みをしていた時期があったが、今回は規模を拡大。幅広い種類の本を紹介する機会にしようと、企画担当だけでなく他部署の職員にも協力を仰ぎ、書籍を選んでいる。新刊時には人気があったものも積極的に入れているという。
ラック1台とカート2台分のコーナーには常にぎっしり本が並び、ペット関連やコンピューター、料理や健康に関するもののほか、中には日本の伝統工芸「金継ぎ」に特化した本などが充実している。同館の貸出冊数は10冊までで、来館者はカウンターで借りる際に同コーナーで足を止めて、“もう1冊”を手に取る人も多いという。
当面は続けていきたい考えで、同館企画担当の竹中亜弥さんは「コロナ禍で在宅時間が増えている今こそ、普段読まない本に触れて興味分野を広げてもらい、読書の促進にもつながれば」と期待する。
開館時間は午前9時半~午後8時、毎週水曜と毎月最終金曜は休館。
関連記事
「スロウ」直営店27日に開店 ソーゴー印刷【帯広】
ソーゴー印刷(帯広市、高原淳社長)は27日、同社が発行する雑誌「ノーザンスタイルスタジオ・スロウ」で紹介してきた、管内外のこだわり商品などを集めた初の直営店「SLOW living(スロウリビン...
柳町学童に子ども食堂 町内4カ所目【音更】
音更町内4カ所目の子ども食堂「おっちゃんこ」(和田賢代表)が15日、町内の柳町学童保育所(木野大通東16)を会場に初オープンした。 2月に開く予定だったが、コロナ禍の影響で3カ月遅れとな...
自分だけのサウナ空間楽しんで G&Sがハルビア貸し切り【帯広】
世界最大のサウナメーカー「HARVIA(ハルビア)」の十勝地域特約店を運営するG&S(帯広市、齊隆生社長)は6月1日から、自社ショールーム(市内西5南13)の展示品を貸し切りで利用できる「プライ...
切手集め郵趣の普及発展に尽力 函館の渡利さん特別功労賞【函館】
長年にわたり郵趣の普及発展に尽くしたとして、公益財団法人「日本郵趣協会」の函館支部長、渡利正義さん(81)が、同協会創立75周年特別功労賞を道内で唯一受賞した。4月下旬に東京で行われた表彰式で...
五稜郭祭り維新行列 3年ぶり歓声響く【函館】
第53回箱館五稜郭祭(協賛会主催)は最終日の22日、函館市本町の行啓通でメインイベントの維新行列が行われた。新型コロナウイルス感染の影響で3年ぶりの実施。迫力満点のパフォーマンスに、沿道の観客...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス