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十勝毎日新聞

お店動画、注目道内一 裏メニュー紹介や店内突撃【池田】

 池田町商工会(平井昌行会長)が動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)の公式チャンネルを活用し、町内事業者を紹介する動画を配信している。チャンネル登録者数は約1400人を数え、公式チャンネルを持つ道内商工会の中でも最多。経営指導員の立花好基(よしき)さん(43)がユニークな視点から視聴者を楽しませる企画を発案し、池田の魅力発信や認知度向上にもつなげている。

動画撮影を行う岩田さん(右)、掘り出し物を探す立花さん(中央)。左奥は鈴木さん

 「今回はお宝大発見といきましょう」「視聴者の皆さん、欲しいものがあればコメントください」-。13日、町大通2にあるディスカウント鈴木で行われた動画撮影。1万を超える商品(一部非売品)の中から掘り出し物を探す企画で、進行役の立花さんが同店代表の鈴木伸幸さん(42)と談笑しつつ、約1時間にわたって店内を見て回った。

 町商工会が公式チャンネルを開設したのは5年ほど前だが、当時は動画の制作本数が5本にも満たず、知名度も低かった。立花さんは着任した2018年からてこ入れに着手し、町商工会のサブチャンネル「池田町商工会経営指導員 立花よしき」(19日現在の登録者数1800人)と自身のチャンネル「冒険野郎 立花よしき in 北海道」(同1890人)を開設して公式チャンネルへの誘導を図った。その結果、公式チャンネルの登録者数はわずか2カ月で1000人を突破し、19日現在で1390人に上る。

 今年度は国の伴走型小規模事業者支援推進事業の補助を活用し、公式チャンネルをリニューアル。札幌市内の情報サービス会社ノーススターラボに委託し、同社代表の岩田直也さん(41)が動画の撮影から編集まで協力している。

 制作本数は約30本と順調で、イチゴ農園の事業承継を後押しするために生産現場を取材したり、ラーメン店の裏メニューを紹介したりと、町民でさえも知らないような事業者に密着した内容が多く、視聴回数を伸ばしている。

 今年度内に36本の動画を公開する予定で、次年度も伴走型小規模事業者支援推進事業に手を挙げて動画による情報発信に取り組む方針だ。立花さんは「コロナ禍で事業者の商売が大変な今、ITの力で支援していきたい。今後も価値ある情報をお届けできれば」と話している。

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