ボールを転がして一番早くゴールするコースを考える児童たち

タブレットを持ってウォッチングモルエラニを体験する児童たち

　室蘭市みなと小学校（佐々木秀人校長）５年生の環境学習が１８日、本町のＤＥＮＺＡＩ環境科学館で行われた。昨年１２月にオープンした同館が、小学生の団体を受け入れるのは今回が初めて。児童８６人は館内の展示物や体験コーナーを自由に見て回り、環境や科学の面白さを発見していた。

　児童たちは、３代目となるウェルカムロボット「カンちゃん」や地震・強風体験コーナー、むろらん自然ジム、タブレットで仮想現実（ＶＲ）映像を楽しめる「ウォッチングモルエラニ」など、真新しい館内を巡って環境や科学への関心を高めた。

　酒井嬉志君（１０）は「滑車でいろんな重さが分かったのが楽しかった。初めて来たけど、いろんな遊べる所があって良いです」と気に入った様子。「昔の青少年科学館も好きだった」という松永奈々歩さん（１１）は「ミョウバンの結晶を作る体験が楽しかったです。ここに来たのは２回目だけど、まだ見てない所が結構ありました」と改めて魅力を感じていた。

　児童たちの様子を見守った佐々木校長は「子どもたちの目がすごく輝いていた。体験を通して不思議に気が付いてくれると、学習にもつながる。今度はプラネタリウムも見せてあげたい」と話していた。

　環境学習は、市内の小学３年生以上を対象に毎年実施。２０２１年度（令和３年度）はみなと小を皮切りに、希望する学校で随時行われる。