「絵馬」をＰＲする（左から）上井駅長、沢目さん、常田さん

　【北斗】ＪＲ新函館北斗駅は、来訪者に今年１年の願いや合格祈願を書き込んでもらおうと、オリジナル絵馬コーナーを駅舎内コンコースに設置した。来訪者は絵馬をイメージしたメッセージカードに健康や新型コロナウイルス収束など、思い思いの願いを書きこんでいる。２月１０日まで。

　昨年７月の七夕飾りに続く、来訪者参加型の季節飾り第二弾。絵馬カードや鳥居（１・８メートル）などのディスプレイは、駅員の常田奏さん（２１）と沢目茉白さん（２１）が担当し、鳥居は切符のロール紙を再生利用して作り上げ、今月１４日の設置初めは「新春」の額を掲げていたが、１７日に「合格祈願」に張り替えた。

　絵馬カードは設置期間終了後、意冨比（おおひ）神社（市本町２）に奉納する。コンコースは改札外で、誰でも入場可能。上井雅司駅長は「おととしまで函館駅の恒例行事だった『ジャンボ絵馬』（昨年、今年はコロナ禍で実施せず）にヒントを得て設置した。駅を訪れる機会にしてほしい」と来場を呼び掛ける。