浦河第一中（盛永明寿校長）の新入生説明会が26日、４月から入学予定の浦河と堺町小の６年生約60人とその保護者が参加して学校説明や授業体験が行われた。

　体育館で行われた開会式で盛永校長は「４月までにしっかり準備していくので、安心して中学校へ来てください。時代は今目まぐるしく変化しています。３年間で皆さんにどんなことを身に付けさせるのか考えていきます。４月から将来に向けての勝負が始まる。だからこそ今のこの時間を大切に過ごしてほしい」とあいさつした。

　学校生活のビデオ上映では浦一中伝統の歌声合唱や授業、英語のスピーチコンテスト、部活動、文化祭など学校行事が紹介され、最後に生徒会長の福原悠真君（２年）が「僕たちとともに新しい一中を作っていきましょう」と呼び掛けた。

　全体説明のあとは児童は授業体験、保護者は学校生活に必要なものや浦河警察署からの話など２手に分かれて行われた。

　体験授業は数学と理科、美術の３教科を好きな科目ごとに分かれ約20人１組になって体験。その中で理科では、「クチバシのヒミツ」と題して鳥のクチバシはなぜいろいろな形をしているのか―を実験を通して学んだ。

　大豆や米粒、液体を鳥のクチバシのヒントとなるピンセット、割りばし、ペンチ、スポイトを使用し運びやすい道具を選んだ。実験結果で児童たちは積極的に発言し、「食べる物によってクチバシが変わっている」と正答した。また、中学校の理科が楽しみな児童が多く、４月からの中学校生活が待ち遠しい様子だった。

「鳥のクチバシのヒミツ」の実験をする児童たち