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函館新聞

病院待合所で交通安全啓発動画放映 函館中央署が作成【函館】

交通事故を防ぐポイントをまとめた動画を院内設置のディスプレイで放映している

 函館中央署はこのほど、歩行者とドライバー双方に交通事故防止を呼び掛ける動画を作成し、医療法人徳洲会共愛会病院(函館市中島町、立石晋院長)1階の待合所に設置された診療情報ディスプレーで放映している。新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮した非接触型啓発で、事故減少に向けた市民の意識改革につなげたい考えだ。

 同署管内では昨年1年間に7件の死亡事故が発生。そのうち5件は、高齢歩行者が横断歩道のない場所を渡る途中に車にはねられ、事故抑止が急務となっている。正しい交通ルールを指導する交通安全講話は、長引くコロナ禍で実施回数減や規模縮小を余儀なくされる中、同署交通第一課は密を避け人との接触がない映像での注意喚起を考案した。

 映像は歩行者と運転者向けの2種類。歩行者向けには夜間や薄暮時の外出における夜光反射材の意義や効果を。ドライバー向けは夜間運転時のハイビームとロービームの適切な使い分けなどについて各2分程度にまとめた。イラストや写真を織り交ぜ、事故を防ぐポイントを老若男女が理解できるよう工夫を凝らした。

 同院では、1階受付と整形外科、内科、外科の待合所に設置された診療情報ディスプレーで放映。健康に関するさまざまな情報を紹介するコンテンツ動画の中に、歩行者・運転者向けの動画が約20分おきに交互に流れる。

 制作に携わった同課の竹澤央章巡査部長は「交通事故への意識を高め、誰も被害者と加害者にならないようにと思って作った」と話す。同院地域広報室の筑田圭史主任は「患者さんが(自宅と病院を)安全に行き帰りできるよう、健康と事故のリスク管理に役立つ情報を提供したい」と話した。

 同院では3月31日まで放映する。

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