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根室新聞

北方領土墓参 空路で国後、択捉島へ【根室】

 北方領土墓参に航空機を使う特別墓参が23日、中標津空港発着で行われる。元島民や関係者ら約70人が国後、択捉両島の墓地を訪れる予定で、当日が悪天候の場合には24日に行う。空路墓参を巡っては今年6月に悪天候で中止となって以来、日ロ両国で日程を再調整していたが、十分な墓参時間を確保するために検討していた現地での宿泊は見送られ、日帰りで実施することになった。

 北方四島への渡航手段はこれまで船舶に限られていたが、高齢化が進む元島民の負担を軽減する人道的観点から、今年4月の日ロ首脳会談で航空機を使った墓参を実施することで合意。本来は6月に行う計画だったが、濃霧のため延期となっていた。

 当日は国後島、択捉島の各空港にそれぞれの島で墓参する関係者を降ろし、帰りは逆のルートで中標津空港に戻る予定。墓参地はいずれも空港から車で移動可能な場所に限定されるが、21日午前11時現在、何カ所を訪問するかは明らかにされていない。

 一行は約70人で、このうち元島民と配偶者、後継者などいわゆる遺族関係者は30人程度。関係者によると根室市内からは数人内にとどまる見通しで、団員らは22日午後に結団式を行う。15日の記者会見で河野太郎外相が、政府同行者として中根一幸副外相を同行させることを明かしたほか、外務省や内閣府職員、道職員らが同行する。

 20日に札幌管区気象台が発表した週間天気予報によると23日の天気は曇りで、降水確率は30パーセント。予想最高気温18度、同最低気温12度で、波の高さは1.5メートルの比較的穏やかな天候が予想されている。週末は高気圧に覆われ晴れる日も多く、予備日の24日は曇りのち晴れの予報だ。

 初の空路墓参となるはずだった6月の特別墓参は、日本政府がチャーターしたロシア・オーロラ航空のプロペラ機(ボンバルディアDHC―8)が中標津空港に到着したものの、予備日を含む2日間とも国後島のメンデレーエフ空港付近が濃霧で視界不良となり、現地に着陸困難として中止となっていた。

 千島歯舞諸島居住者連盟の宮谷内亮一根室支部長は「渡航手段が広がることは元島民にとって念願だった。初の実施でどのような課題が見つかるのか、結果を見守りたい」と期待を込める一方、日没時間が早い9月の実施に「日が短い中で2島を訪問するスケジュールのタイトさが気がかり。本来は一泊が理想」と話している。

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