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十勝毎日新聞

市ふるさと納税2.3倍 返礼品充実が奏功【帯広】

 

 帯広市は2021年度のふるさと納税の実績をまとめた。金額は13億7372万円で、前年度(5億9115万円)の2.3倍と大幅に増えた。返礼品の充実を進め、取り扱いサイトを増やしてきたことなどが功を奏した。

 市はもともと、返礼品目当ての寄付に否定的な考えで、寄付額は他自治体に比べて伸び悩んでいた。だが、市民の市外自治体への寄付による市民税控除額が、市への寄付額を上回る「赤字」状態が続いたため、17年9月に返礼品を導入した。

 寄付額は17年度の5145万円から毎年増加を続けている。20年度は返礼品取り扱いサイトを、大手を含め四つ増やしたことで、前年度比7.9倍と大幅に増加し、初めて赤字が解消された。

 21年度もサイトを三つ増やし、現在は9サイトとなっている。市観光交流課は「(返礼品を目にする)チャンネルが増え、多くのサイトに情報が載ることで、寄付額が増えた」とする。

 返礼品も年々充実し、19年度末の33事業者147品から、今年3月末時点で95事業者464品まで増えた。菓子の詰め合わせが1番人気で、アイスや牛肉なども好評だ。

 1人当たりの寄付額は1万~2万円が最も多く、7割以上を占める。居住地別では関東が4割、関西が2割、その他4割となっている。寄付金は市の基金に積み立てており、寄付者が使途を指定する場合は「おびひろ動物園ゆめ基金」が最も多い。市総務課は「今後どのように使えるかを考えていく」とする。

 今年度の寄付額は昨年度比1.4倍の18億8000万円を見込む。取り扱いサイトは夏ごろに新たに2サイト追加する予定で、市観光交流課は「食のほかに体験や旅行など、魅力的な返礼品を登録していきたい」としている。

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