函館市南茅部支所に「世界遺産活用推進室」設置【函館】
函館市南茅部支所は、同地域で出土した国宝「中空土偶」や世界文化遺産に登録された大船遺跡や垣ノ島遺跡を生かした地域づくりを進めるために「函館市南茅部地域・世界遺産活用推進室」を設置した(室長・池田敏春支所長)。今後は市の関係部局と連携しながら適切な役割分担の元、世界遺産の効果的なPR方法や地域活性化への施策を探っていく。
縄文遺跡群の活用方針については、市教委が2020年に「縄文遺跡群の世界遺産登録による効果促進のあり方」を策定。市教委と市、関係機関、企業、団体および市民が取り組むべき施策の基本的な方向性と、各施策の対応機関などが示されていた。
一方、施策の対応機関が複数にわたるものについては役割分担が明確になっていないケースも見られたため、推進室設置により、遺跡を有する南茅部支所が主体的に実施する施策を明確にした。
同推進室の主要事業項目は①資産の価値の伝達と情報発信②来訪者の受入体制の整備・強化③地域社会との連携による保存・活用の推進―の3点。
①については毎年秋に道の駅「縄文ロマン南かやべ」で実施している「縄文まつり」の充実などを目指す。②は市内中心部からの交通アクセスの向上や着地型旅行商品の開発などによる周遊ルートの確立、オリジナルグッズなど地域内連携商品の開発を進める。③については地域内の小中学校を対象に、縄文に関する郷土学習の推進を図っていく。
今月9日に設置。同支所は「コロナ禍で思ったように縄文遺跡を活用できない状況が続いていたが、推進室の発足により地域住民や企業との連携も強め、積極的な施策の推進を行っていきたい」と話している。
関連記事
国内最高峰チェーンソーアート大会「エゾカップ」3年ぶり開催へ【下川】
国内最高峰・道内唯一のチェーンソーアート大会「EZOCUP」(エゾカップ)は、7月14~17日までの4日間、桜ヶ丘公園フレペ広場特設会場で開かれる。 町内有志で組織する実行委員会(木霊光実行...
酒だるで塩辛 きれいなサクラ色 小田島水産食品【函館】
函館の老舗水産加工業「小田島水産食品」(小田島隆社長)は、道南スギを使った酒だる(日本酒の容器)で初めて仕込んだイカ塩辛を商品化した。きれいなサクラ色をした塩辛が出来上がり、酒だるの新たな用途...
露地ニンジン艶やか 七飯で共選進む【七飯】
【七飯】JA新はこだて七飯基幹支店のニンジン共選施設(町大中山7)で、全道一早い露地物の出荷が進んでいる。鮮やかなオレンジ色のニンジンが選別台を次々と流れ、全国へ良質なニンジンを送り出している...
みついし蓬莱山まつりをPR【新ひだか】
【新ひだか】7月3日に蓬莱山公園で3年ぶりに開催される「みついし蓬莱山まつり2022」(実行委主催)のPRポスターがこのほど完成し、公共施設などで掲示されている。 今年は、「新ひだかのおいしい...
ハタハタ稚魚158万匹を放流【えりも】
【えりも】道栽培漁業えりもセンターは21日、同センターでふ化したハタハタ稚魚158万匹を、えりも漁協海域の様似町冬島・旭両漁港、町内の笛舞漁港とえりも港に放流した。 同センターでは、えりも岬西部沿...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
大迫選手と一緒に快走 うらほろマラソン【浦幌】
2五島軒がパン製造を新規展開 オーブンなど設備投資【函館】
3フードバレーマラソン 3年ぶり開催へ 10月30日【帯広】
4インデアンカレーついに500円超え 食材高騰で7月【帯広】
5北光町の幼児死体遺棄事件 母親が胸の内明かす「深い後悔」
-
1
恵山岬沖で沈没の米潜水艦アルバコアか ソナーで物体検知【函館】
2三浦由唯菜さんが女子日本史上初の優勝・世界ジュニアカーリング選手権【名寄】
3フードバレーマラソン 3年ぶり開催へ 10月30日【帯広】
43年ぶり「ワニ祭り」 7月1、2日開催に向け協議【室蘭】
5「マルミ商店」オープン、テークアウトと物販専門、マルトマ食堂の姉妹店