全国で高級レストランなどを展開する「ひらまつ」(本社東京)は、京都府内の4店で十勝産食材を使ったフェアを8月に企画している。メニューに使用する食材は市町村名や生産者名まで表記する予定で、食の宝庫・十勝をPRする絶好の機会になりそうだ。

十勝産食材でフェアを企画する(左から)山田総支配人と高増料理長
ひらまつは、10都道府県で高級レストランなど32店を運営。札幌市内の「オーベルジュ・ド・リル・サッポロ」もグループ店。十勝フェアは2015年に東京都内の1店で実施したことはあるが、複数店の同時企画は初めてという。
今回のフェアを推進しているのは実施店の一つ、「レストランひらまつ 高台寺」(京都)の山田登喜雄総支配人。函館市出身で3年前まで札幌のオーベルジュ-の総支配人を務めていた。親交があった宮坂建設工業(帯広)の宮坂寿文社長に相談、生産者の紹介などを受けた。
食材の提供を受けるのは現時点で折笠農場(幕別)や十勝しんむら牧場(上士幌)、尾藤農産(芽室)が決定。その他の農場などの食材も現在調整中で、各店の料理人が工夫を凝らした異なる4種のコース料理の提供に向け、メニュー開発を進めている。
16~18日に、山田総支配人と「高台寺 十牛庵」の高増伸哉料理長が来勝し、生産者視察などを行った。山田総支配人は「十勝の自然風土は食材作りにとても適している。有名な食材に限らず、おいしいものを探したい」と話す。高増料理長は「生産者のこだわり食材は流通量が少ないことが多く、そうした食材を扱えることが料理人としてうれしい」とメニューの考案に意欲を見せた。
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