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日高報知新聞

富川高で1日防災学校【日高】

【日高】富川高校(藤島尚子校長、生徒75人)の「1日防災学校」が1日、同校で行われ、生徒たちが避難訓練と避難所運営を模擬体験し、防災意識を高めた。

 火災や地震など災害発生時における避難行動や通報方法を確認するとともに、災害意識の高揚を図る目的。同校は災害時の避難場所にもなっており、高校生が即戦力になることから、役場担当課の協力を得て避難所運営を模擬体験した。

 この日は、「地震が起き、調理実習室より出火」の想定。雨天のため屋外は避け体育館に避難。全校生徒が2分57秒で避難を終えた。

 避難完了後は、消防署の富野春樹署員は「災害はいつ起きるか予測がつかない。自分はどうすべきかを考えいつでも行動できるようにすることが大切」と講評した。

 この後、田中達也消防署員の説明で火災時の煙について学習。煙は①縦に広がる②人が駆け足するほどの速さで広がる―などの説明を聞いた。

 避難所運営模擬体験では、町総務課情報防災グループの藤田裕太上席主事から、町民に配布されている「防災ガイドマップ」に従って大切な命を守るために必要なことの説明を受けた。①自分一人で被災した時、家族と出会える場所をあらかじめ決めておく②防災無線が聞こえない時でも携帯のQRコードを活用すると情報を得れる③ハザードマップで土砂災害を把握する―など学習。

 最後に「ダンボールベッドづくり」・「間仕切りの組み立て(プライベートルーム)」を行い、保存水の試飲、非常食を試食した。

 3年の植松駿さんは「煙体験は初めてのことで、何も見えなく恐ろしかったが体験出来て良かった。有毒な煙の時は下を這うように体を低くして逃げることが大切だとわかった」、2年の佐藤拓翔さんは「結構簡単にダンボールベッドを作れた。初めて体験したが強度もあり安心した。プライべートルーム作りで屋根の骨組みをセットするのが手間がかかり、人手が必要なことも理解した」とそれぞれ話した。

ダンボールベッド作りを体験する生徒たち

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