サクラマス大きく成長 道の養殖実証試験、木古内で初水揚げ【木古内】
【木古内】道は14日、木古内町の釜谷漁港で養殖実証試験を行うサクラマスの初水揚げを行った。約300匹が水揚げされ、函館魚市場に出荷されるほか、町内の飲食店には評価サンプルとして提供される。
道は、将来の地域産業としての定着と海面養殖の事業化を見据え、昨年11月、同漁港内に縦横5メートル、深さ2・8メートルのいけすを設置。300~400グラムの稚魚494尾を放流し、上磯郡漁協釜谷地区の組合員が管理してきた。
この日は半年で約4倍の平均1・5キロほどに成長したサクラマス約300匹を、たも網を使って丁寧にすくい上げ、魚体測定の後、その場で血抜き作業を行い冷海水で保存した。水揚げした魚体は、体長40~45センチ、重さは平均1・5キロ前後にまで生育し、生存率は6~7割ほどと見られる。
道水産振興課の今村伸之主査は「想定していた平均1・5キロ近くまで成長した」と安堵(あんど)の表情を浮かべ、「今回得たデータや費用対効果などを検証しながら、秋からの2回目の実証試験に備えたい」と話した。
16日には函館魚市場に出荷し、市場価格などの調査を行うほか、木古内町内の飲食店に2~3匹ずつ提供され、調理方法のアイデアを受け付ける。また、来月上旬には、木古内町で関係者を招いた試食報告会を行う。
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