熱戦を繰り広げた函大有斗ＯＢと函工ＯＢ

　野球のマスターズ甲子園２０２２函館交流戦（北海道高校野球ＯＢ連合道南支部主催）の函大有斗ＯＢ―函工ＯＢが５日、オーシャンスタジアムで開かれた。伝統を誇る両チームが熱戦を繰り広げ、函大有斗ＯＢが５―２で函工ＯＢに勝利した。

　昨年の道予選を勝ち抜き、マスターズ甲子園に出場した函大有斗ＯＢの内藤重彰代表らが函工のＯＢに声を掛けたことで実現。函工ＯＢは庫元徹会長ら３０代を中心に約２０人が集まった。

　試合は函大有斗の上野美記夫元監督がユニホームを着てベンチ入りし、盛り上げた。気合の入った函大有斗ＯＢの選手たちは二桁安打を放ったほか、伝統の機動力も披露して躍動した。上野元監督は「はつらつとしたプレーが随所に見られた。久しぶりにユニホームを着られて若返ったような感覚。ベンチに入れてうれしかった」と表情を緩めた。

　函工ＯＢも多くのヒットを許したが、５失点と食らいついた。庫元会長は「楽しむことができて良かった。有斗さんは打球、盗塁が速くて厳しかった」と相手に脱帽。「以前ＯＢ戦を開催したことがあったので、今回が良いきっかけになった」と語った。同支部長で函大有斗ＯＢの内藤代表も「来場した人たちにも楽しんでもらえた。毎年ＯＢ戦を開催できれば」と話していた。