学校給食センターが老朽化【浦河】
浦河町は、建設から52年が経過し老朽化が進む学校給食センターについて、新たに施設の建設を検討しており、今年度中に基本計画を策定し方向性を固める考えだ。
同センターは、浦河町荻伏町20に1970年(昭和45年)に建設され、鉄骨ブロック一部木造の平屋で、341・7平方㍍の規模。町内の小中学校に1日910食の給食を提供している。施設の増築や設備整備を行いながら、これまでには、最大で1日3000食の調理にも対応していた。道内でも屈指の古さとなる施設だが、職員の努力で、食中毒を発生させたことは一度もない。
1970年の供用開始から52年が経過し、現行の耐震基準や学校給食衛生管理基準を十分に満たしていないため、安全安心な給食の提供に向けて建て替え事業を進めていく。
新施設建設に向けては、津波浸水想定エリアを避け災害時の炊き出しや配食拠点とすることや、将来的な児童・生徒数の減少を想定し、高齢者施設などへの配食利用なども視野に入れる。
衛生管理基準を満たすには、現在の施設の3倍の面積を要することから、移設での建て替えが必要。建設地は今年度実施する基本計画策定の中で検討する。今後は、2023年度基本設計、24年度実施設計、25~26年度に本工事を行い、27年度の供用開始を目指す。
今年度予定する基本計画の中では、1日1200食提供の施設規模を想定し、学校給食センターの適性規模算定、施設配置計画、施設平面計画、建設候補地の選定、建設事業工程の検討作成、工事費概算算出を行う。
基本計画策定については委託業務として、準備ができ次第7月以降、公募型プロポーザルで発注する見通しだ。

老朽化が進む学校給食センター
関連記事
国内最高峰チェーンソーアート大会「エゾカップ」3年ぶり開催へ【下川】
国内最高峰・道内唯一のチェーンソーアート大会「EZOCUP」(エゾカップ)は、7月14~17日までの4日間、桜ヶ丘公園フレペ広場特設会場で開かれる。 町内有志で組織する実行委員会(木霊光実行...
酒だるで塩辛 きれいなサクラ色 小田島水産食品【函館】
函館の老舗水産加工業「小田島水産食品」(小田島隆社長)は、道南スギを使った酒だる(日本酒の容器)で初めて仕込んだイカ塩辛を商品化した。きれいなサクラ色をした塩辛が出来上がり、酒だるの新たな用途...
露地ニンジン艶やか 七飯で共選進む【七飯】
【七飯】JA新はこだて七飯基幹支店のニンジン共選施設(町大中山7)で、全道一早い露地物の出荷が進んでいる。鮮やかなオレンジ色のニンジンが選別台を次々と流れ、全国へ良質なニンジンを送り出している...
みついし蓬莱山まつりをPR【新ひだか】
【新ひだか】7月3日に蓬莱山公園で3年ぶりに開催される「みついし蓬莱山まつり2022」(実行委主催)のPRポスターがこのほど完成し、公共施設などで掲示されている。 今年は、「新ひだかのおいしい...
ハタハタ稚魚158万匹を放流【えりも】
【えりも】道栽培漁業えりもセンターは21日、同センターでふ化したハタハタ稚魚158万匹を、えりも漁協海域の様似町冬島・旭両漁港、町内の笛舞漁港とえりも港に放流した。 同センターでは、えりも岬西部沿...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
大迫選手と一緒に快走 うらほろマラソン【浦幌】
2五島軒がパン製造を新規展開 オーブンなど設備投資【函館】
3フードバレーマラソン 3年ぶり開催へ 10月30日【帯広】
4インデアンカレーついに500円超え 食材高騰で7月【帯広】
5北光町の幼児死体遺棄事件 母親が胸の内明かす「深い後悔」
-
1
恵山岬沖で沈没の米潜水艦アルバコアか ソナーで物体検知【函館】
2三浦由唯菜さんが女子日本史上初の優勝・世界ジュニアカーリング選手権【名寄】
3フードバレーマラソン 3年ぶり開催へ 10月30日【帯広】
43年ぶり「ワニ祭り」 7月1、2日開催に向け協議【室蘭】
5「マルミ商店」オープン、テークアウトと物販専門、マルトマ食堂の姉妹店