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日高報知新聞

南清手作り凧作品展【様似】

【様似】町教委主催の町開基220年・町政施行70周年記念事業「南清手作り凧作品展」と「北海道大凧まつり写真展」が17日、町中央公民館で始まった。北海道さまに凧の会後援。

 南清さん(89)=栄町=は、北海道さまに凧の会会長。栄町の連合自治会で6畳の大凧を作ったことをきっかけに、以来約35年間、現在もデザイン、骨組みと一から毎日自宅の作業部屋で凧作りに精を出している。

 手作り凧は過去に制作したものから現在までの約200枚を展示。フクロウなどの鳥や虫の形をしたもの、アニメのキャラクター、髪の毛一本一本が緻密に描かれた日本画、日本独特の物語のシーンを一つの凧の中に描いたもののほか、上面にはタコやイカ、アポイちゃん、カンランくんの連凧が飾られ、文化ホール一面が凧づくしとなっている。

 「北海道大凧まつり写真展」は、南さんの息子の健雄さんが撮影したもので、約20年前に町で開催していた北海道大凧まつりの様子を写したもののほか、南さんらさまに凧の会会員らが手掛けた100畳の凧作りの様子、実際にエンルム海岸で揚げた様子を捉えた写真約50枚が展示されている。

 また、2002年当時の100畳の凧作製から揚げるまでを追った映像も流れており、来場者は懐かしい様似に見入っていた。

 南さんは「凧は生き物。人間がただ引っ張ればいいものではなく、風の力も必要。すべての条件が揃ったときに初めて揚がる。そこが楽しい」と話し、「(作品展は)若い人は見て楽しんでほしい。高齢者は元気になってもらえたらうれしい」と来場をPRした。

 展示は26日まで。時間は午前9時から午後6時。19日、26日は午後5時まで。月曜休館。

たくさんの凧の中で懐かしい映像に見入る来場者たち

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