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日高報知新聞

ビッグレッドファーム明和見学【新冠】

【新冠】浦河町の軽種馬育成調教センター(BTC)の育成調教技術者養成研修40期生が17日、競走馬の生産・育成を行っているビッグレッドファーム明和(岡田紘和社長)を見学した。

 研修は軽種馬生産基盤の強化と軽種馬の資質向上に向けて、将来軽種馬生産地において技術的中核となるべき人材に馬に関する体系的な技術・知識を習得させることを目的に1年間のカリキュラムで行われている。見学は実際に牧場の現場を知り卒業後の進路選択の参考とする目的で毎年行っている。

 ビッグレッドファームは、新冠、新ひだか両町に6カ所、茨城に1カ所の7カ所に牧場を構え、スタリオン(種牡馬)業務をはじめ、繁殖、育成、調教と競走馬の管理全般を行っている。明和には、1100㍍の屋根付き坂路や9基のウォ―キングマシン、1200㍍のトラックコースなどの設備があり、ホッカイドウ競馬の認定厩舎としても本格的なトレーニングを実施している。BTC卒業生から毎年数人が同牧場に入社している。

 この日は、BTC業務部教育課の教育係を務める山岸昌昭さんと同係の楫川徳都(かじかわ・やすのり)さんの2人が引率し、今年入校した40期生25人が牧場を訪れた。

 同牧場の長田基洋場長が案内と解説を務めた。坂路調教の見学では、今年4月にBTCから入社した2人の先輩が騎乗する姿も見れた。この後、場内の厩舎やトラックコースなどを見学した。

 また、今回は特別に現役時代GⅠを6勝し、2016年から同牧場で種牡馬として活躍中のゴールドシップが披露され、研修生と一緒に記念撮影。 

   長田場長は「馬が好きでBTCに入校した人たちだと思うので、辛いことがあっても馬の仕事がしたいという気持ちを忘れず自信をもてば、この先仕事に就いたときも長く続けられる」とエールを送った。

 東京都から入校した南谷成貴(みなみや・なりたか)さん(25)は「競走馬に携わりたくてBTCに入校。卒業後の目標は、生産から繁殖、育成、調教そして老後までを仕事として学びたい」と話していた。

 この後、静内御園のフジワラファームと新冠のコスモヴューファーム2カ所の牧場見学で1日目が終了。研修は、この日と21日の2日間で行われた。

先輩の騎乗(右)に注目する研修生(左)

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